爆風スランプの名曲が素直になれない不器用な2人に寄り添う『大きな玉ねぎの下で』Web特別映像

爆風スランプ不朽の名曲にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』(2025年2月7日公開)。本作より、“胸の高鳴り”を捉えたWeb特別映像が解禁となった。


お互いが惹かれているノートの相手だとも知らず、会って話すと喧嘩ばかりの丈流と美優 / [c]2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
今年でデビュー40周年を迎えた人気ロックバンド、爆風スランプが1985年にリリースした「大きな玉ねぎの下で」。楽曲、映画のタイトルにもある“大きな玉ねぎ”とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠を指している。文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡くせつない恋模様が心地よいバラードソングとなり、数多くの人の心を震わせてきた。のちに「大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い」とリメイクされ、15枚目のシングルとしても発売。発売当時から瞬く間に話題となり、2000年代に入っても多くのアーティストがカバーし、いまもなお歌い継がれている。

そんな名曲を神尾楓珠、桜田ひよりを主演に迎えて映画化。そして今回公開されたのは、2人が演じる丈流と美優が急接近していく様子を捉えたWeb限定の特別映像だ。将来に希望が持てず就職活動も滞り中な丈流と、自分の夢をまっすぐ追うあまり、できない自分が嫌になり葛藤する美優。夜はバーで、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働く2人は、日々抱えるもどかしさや悩みを一冊の連絡ノートに吐き出すようになり、互いの顔も声も知らぬまま心の距離を縮めていく。

映像では、言い争いを繰り返す2人の姿が収められている一方、互いが推している共通のアーティスト、A-ri(asmi)のラジオに耳を傾ける仲睦まじい様子も映しだされている。お互いが惹かれているノートの相手だとも知らず、会って話すと喧嘩ばかり。意地っ張りな2人は、初めて会った日からずっとすれ違い続けている。しかし、あることをきっかけに共通の趣味であるA-riの聖地に行くことに。本来ならば惹かれるはずのなかった、性格も価値観も正反対な2人のもどかしい恋模様を、不朽の名曲「大きな玉ねぎの下で」が温かく彩る、クリスマスシーズンにぴったりな胸が高鳴る映像に仕上がっている。

惹かれ合いながらもすれ違い続ける丈流と美優は、果たして武道館の下で出会うことができるのか?不器用な彼らが手書きの想いで紡ぐ、感動のラブストーリー『大きな玉ねぎの下で』に期待してほしい。

文/平尾嘉浩