雲ひとつない快晴。朝の気温はマイナス10℃近くまで下がり、よく冷えた絶好のコンディション。
2024年12月20日、白馬岩岳マウンテンリゾートが24ー25季の営業をスタートしました。
24ー25季の目玉は、もちろん2022年から建設を進めていた新しいゴンドラリフト。
朝8時のオープンにあわせて早朝から並んで待つ人もいるほど。編集部は残念ながら始発便には間に合いませんでしたが、カウントダウンのもと乗車した友人は限定特製ステッカーをもらったとか。
乗車の波がすこし引いた8時30分過ぎ、編集部もゴンドラリフトに乗車してみました。ここからは写真をメインにお伝えしましょう。
個人的に最大の驚きと嬉しさはゴンドラの運行が静かだったこと。旧ゴンドラ・ノアは背面あわせになって乗るタイプ。グループでのっているとき、搬器が支柱を通るたびに振動と通過音がすごくて、会話が盛り上がってきたときに限ってちょうど支柱を通り、「え?なに?」というのがお約束。それに、背中合わせで乗り合うため、体を反転しながら話すのも、声が聞き取りにくい要因だったが、それらが一気に解消されました。嬉しい!
新ゴンドラリフトは旧ゴンドラと平行に走っていますが、高さが全く異なるため、コースから見える景色に変化があります。そんな変わった様子を探しながら滑るのも面白いかもしれませんよ。
ちなみに、これまでのゴンドラは山頂駅まで8分かかっていたとのことですが、新ゴンドラは1分短縮して7分ほどで運行します。試しにスマートフォンで測ってみたところ、搬器が速度を上げ始めてから山頂駅に着くまで7分33秒でした。輸送力は1時間あたり2460人。輸送力不足も解消し、階段を伝ってできていた長蛇の列もこれで少なくなるはずです。
1986年から38年間にわたってスキー場を支えてきたゴンドラ・ノア。新ゴンドラが後を引き継ぎ、新たな岩岳の歴史を作っていくことでしょう。通年で人気を集める岩岳とあって、ウエアに身を包まないノンスキーヤーも多くゴンドラから山頂へ上がっていました。新ゴンドラの登場は、ますます人気に拍車をかけます。
ちなみに……ノアの愛称で親しまれた旧ゴンドラ。新ゴンドラにも名称が付くのかをスキー場担当者に伺ったところ、まだ未定とのこと。新ゴンドラという呼び名が定着しそうな気がしますが、どうでしょうね。
Information
白馬岩岳スノーフィールド
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城12056
公式サイト:https://iwatake-mountain-resort.com/winter
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