2025年シーズンから正式にレーシングブルズと名称を改めF1に参戦するRBは12月20日(金)、レギュラードライバーとしてアイザック・ハジャーを起用することを発表した。
レッドブル陣営はシーズン終了後に、2025年に向けた参戦体制を徐々に明かし、メインチームに所属していたセルジオ・ペレスの離脱、そしてその後任としてRB所属のリアム・ローソンが起用されることを発表してきた。
そして今回、ローソンの後任として、レーシングブルズからハジャーがF1デビューを果たすことが決まった。
既にハジャーは2023年以降、4回にわたりF1のフリー走行にレッドブル/旧アルファタウリから出走。2024年のアブダビポストシーズンテストにもレッドブルから参加し、F1チームでのオペレーションを学んできた。
2025年シーズンにハジャーは、F1参戦5年目となる経験豊富な角田裕毅とコンビを組み、さらなる学習を進めていくことになる。角田にとっては、キャリア通算5人目のチームメイトだ。
ハジャーはフランス出身、血気盛んな20歳。直近の成績を振り返ると、レッドブル・ジュニアのドライバーとして2022年のFIA F3に参戦しドライバーランキング4位となると、翌年からF1直下のFIA F2へステップアップを果たした。
ハイテックから参戦したF2初年度でハジャーはランキング14位と振るわなかったものの、カンポスに移籍して臨んだ2024年シーズンはランキング2位。ちなみに2025年シーズンにチームでシミュレータドライバーを務める岩佐歩夢がタイトルを獲得した2020年のフランスF4では、岩佐、そして佐藤蓮に次ぐランキング3位だった。
なお、RB/レーシングブルズがハジャー起用を発表したことで、2025年のF1グリッドに並ぶ20名が出揃った。ハジャーを含めルーキーが5名というここ数年では珍しいシーズンになる。