2024年の年末に差し掛かり、家の大掃除を少しずつ始める人も多いのではないでしょうか? この記事では、大掃除で売りに出す本を少しでも高く買い取ってもらう方法を大手リサイクルチェーンの元店員に聞きました。



本を少しでも高く買い取ってもらうには、どうすればいい?(画像:写真AC)

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大手リサイクルチェーンの元店員に直撃!

 2024年も残すところあと2週間となりました。新年へ向けて、大掃除を始める人も多いのではないでしょうか?

 特にマンガ好きな人は、もう読まない本を売りに出そうと考えているかもしれません。そして、せっかく売りに出すなら少しでも高く買い取ってもらい、元を取りたいものです。

 では、どうすれば少しでも高く買い取ってもらえるのでしょうか?

 大手リサイクルチェーンの元店員にお話をうかがいました。

ーーどういった本は高値で買い取ってもらいやすいのでしょうか?

 基本的には状態が良いものが高値で買い取り可能です。表紙、背表紙、裏はもちろん、それ以外の角度から見たときに明らかに日焼けしていたらランクダウンします。

ーー具体的にどのくらい金額に差が出るのでしょうか?

 日焼けしていると普通のコミックなら十数円、高価買取やタイトルによっては数百円の違いが出ることもあります。

ーーコミックスの帯やカバーがある場合と、ない場合では買い取り価格に影響がありますか?

 帯はあってもなくても価格は変わりません。しかしカバーに関してはかなり影響があります。カバーがないと、最悪の場合、値段を付けてもらえない可能性があります。

ーー長編作品を全巻買い取ってもらう場合、すべてそろっていることで買い取り金額があがる可能性はあるのでしょうか?

 1巻でも、全巻でも、買い取り金額に影響はありません。

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 コミックスの買い取りには、コミックス自体が折れ曲がったり切れたりしていないこと以外にも、カバーの有無や日焼けしているかどうかで買い取り金額に差が生じるようです。

 大手リサイクルチェーンや大手ホームセンターのサイト上では、「日焼けした本の修復方法」として紙やすりで取り除く方法が記載されていました。「数十円アップ」とまではいかないかもしれませんが、少しでも買い取り金額を上げたい人は、詳しい方法を確認してみてはいかがでしょうか?

 ちなみに、日焼けの対策としては、「本に光を当てない」「長期間読まないものは乾燥剤などを入れて密閉しておく」などが有効です。今後、新たに本を購入する予定がある人は、本をきれいに保つために日焼け対策をしておくと良いでしょう。