鹿島アントラーズの知念慶が、チームメイトの鈴木優磨、濃野公人と共にDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』に出演。プロ8年目で経験したコンバートについて率直に語った。
2023年に川崎フロンターレから加入した知念は、今季開幕前に、柴崎岳の負傷もあり、FWからボランチに転向。当時のランコ・ポポヴィッチ監督は報道陣の前で「知念は非常に良い選手だ。ボールを持っている時も落ち着いているし、周りが見えている。『良い選手であれば、どこでもできる』が私の持論だ」と理由を説明していた。
その言葉通り、知念は中盤で抜群の存在感を発揮し、デュエル数でリーグ1位に。ベストイレブンにも選出された。
知念は抜擢当時を振り返り、次のように語った。
「チャンスだなぐらいな感じ。抵抗はないですね。新しいことをやる方が楽しかったですね。(監督から説明は)ないです。いきなりです。岳君がキャンプで怪我しちゃって、『お前やってみろ』って感じで。
楽しかったです。みんながすごい盛り上げてくれて。キャンプで僕がボランチを初めてやった時、すごい盛り上がったので、乗せられて、気持ち良くなっちゃって」
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新たな“居場所”にかなり居心地の良さを感じているようだ。MCの内田氏から「来シーズン、フォワードに戻ろうって言われたらどうする?」と問われると、こう答えた。
「『すいません、ボランチやらしてください』って」
ただ、現状の自己評価は低め。「優磨にもいつも『お前下手なんだから、早くパス出せ』って言われますし。技術の部分ではまだまだかな」と口にするが、内田氏は「中村憲剛がすごい褒めてますよ。『知念のボランチ良いな』って」と名手の言葉を伝えた。
新シーズン、30歳を迎える知念のさらなる進化に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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