最近耳にするマネーの話題について、「ウソか本当か」をファイナンシャルプランナー大竹先生が徹底解説! 自分の暮らしにも関係してくるトピックばかりなので、正しい情報を身につけて。
iDeCoの拠出金額は拡充されるの?
〉〉〉一部を対象に、本当です
対象は、企業に勤めていて、DBなどに加入している人(公務員を含む)。DBなどに加入している人は、今までiDeCoの拠出限度額が12,000円だったのですが、それが20,000円に拡充されます。2024年12月以降、翌年1月の引き落とし分からの変更です。上限まで拠出したい人は、手続きを忘れずに。
専業主婦も年金を支払うようになるの?
〉〉〉長年、議論されています
第2号被保険者(会社員や公務員)に扶養されている専業主婦は、第3号被保険者となっていて、現状、専業主婦の方は保険料を納める義務はありません。しかし近年、夫婦共働きが増えており、公正性や女性の社会参加の促進の観点から第3号被保険者制度の廃止を求める声が上がっています。以前から議論はされていますが、まだ廃止は決まっていません。
来年の大阪万博は現金も使えるの?
〉〉〉キャッシュレスのみです
現金は不可で、主要なキャッシュレスサービスが使える予定。普段、コード決済やクレジットカードなどを使用しない現金派の人には、会場内でチャージしながら利用できるプリペイドカードや、協会が運用するEXPO2025デジタルウォレットのミャクペ!(電子マネー)の活用が推奨されています。
2025年問題で不動産価格が急落するの?
〉〉〉そうとはいえません
現在でも高齢化は大きな社会問題になっていますが、団塊世代が75歳になることからそれがより顕著になってくるというのがいわゆる2025年問題。高齢者の割合が今までよりもさらに増えることで、相続などで不動産を手放す人が増え、それが結果的に不動産価格の下落につながる可能性があります。しかし、2025年になったから急に下落するという話ではありません。
教えてくれたのは…大竹のり子先生
ファイナンシャルプランナー。女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」代表取締役。女性向けメディア、新聞、ラジオ、テレビでの監修、金融や女性活躍の促進について講演を行う。