”Silly season”とはF1界でよく使われる言葉で、シーズンのドライバーラインアップをめぐり噂話が飛び交い、発表が行なわれる時期のことを指す。
通常は、ドライバー評価をある程度終わらせた段階でチームは未来を見据えるため、夏にこの時期を迎えることが多い。
しかし2024年は、メルセデスのルイス・ハミルトンが2月の時点で2025年のフェラーリ移籍を発表したため、かなり早い時期からドライバー市場が白熱。2026年からのF1新時代を前に2024年末で一度契約の区切りを迎えるドライバーも多く、これまでで最もクレイジーな状況となった。
12月中旬にレッドブル陣営がようやく2025年の参戦体制をかため、20名のドライバーが出揃った。内訳を見てみるとルーキーが5人。それだけでも、いかにSilly seasonが白熱したかが分かるはずだ。
2025年のF1グリッドをリストで紹介しよう。
■アルピーヌ
ピエール・ガスリー(複数年契約)
ジャック・ドゥーハン(2025年末まで契約)
■アストンマーティン
フェルナンド・アロンソ(2026年末まで契約)
ランス・ストロール(2025年以降まで契約)
■フェラーリ
シャルル・ルクレール(複数年契約)
ルイス・ハミルトン(複数年契約)
■ハース
オリバー・ベアマン(複数年契約)
エステバン・オコン(複数年契約)
■マクラーレン
ランド・ノリス(2026年末まで契約)
オスカー・ピアストリ(2026年末まで契約)
■メルセデス
ジョージ・ラッセル(2025年末まで契約)
アンドレア・キミ・アントネッリ(2025年末まで契約)
■RB/レーシングブルズ
角田裕毅(2025年末まで契約)
アイザック・ハジャー(2025年末まで契約)
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン(2028年末まで契約)
リアム・ローソン(2025年末まで契約)
■ザウバー
ニコ・ヒュルケンベルグ(複数年契約)
ガブリエル・ボルトレト(複数年契約)
■ウイリアムズ
アレクサンダー・アルボン(複数年契約)
カルロス・サインツJr.(複数年契約)