トロント・ブルージェイズの25歳一塁手、ブラディミール・ゲレーロJr.の周辺が騒がしくなっている。2025年のオフに契約満了でFAになるゲレーロJr.を巡るトレードの憶測が米メディアで飛び交っているのだ。
米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、ブルージェイズが契約延長に向けて話し合いを行なっていると報道。一方で、今オフにトレードで退団する説、25年のトレード期限直前に退団する説、契約を延長せず来オフにFAになって巨額を求める説と、あらゆる可能性が報じられている。
そんななか、全米野球記者協会の会員でもある米メディア『FanSided』のロバート・マレー記者によると、「ブルージェイズと長期契約を結ばずに25年をプレーする可能性が最も高い」という。
「フアン・ソトが7億6500万ドル(約1145億円)の契約にサインするのを見て、ゲレーロJr.はFAになれば巨額の報酬が待っていることを確実に理解している」という根拠を示した。
「1年後のFA市場で、確実に入札戦争が行なわれるだろう。いまブルージェイズと契約を延長してしまえば、数億ドルの損失を被る可能性がある」
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今オフにソトがメッツとプロスポーツ史上最高額となる15年7億6500万ドルで契約。総額2位は、1年前に大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースと契約した10年7億ドル(当時約1015億円)だ。来オフにゲレーロJr.がFAになれば、ソトと大谷に次ぐMLB史上3位の総額で契約するかもしれない。
マレー記者も、「FA市場に出ればゲレーロJr.は、5億ドル(約782億円)近い契約を勝ち取ると予想されているし、場合によっては5億ドルを超える可能性がある」と、高額契約になると強調した。
ゲレーロJr.は24年に打率.323、出塁率.396、長打率.544、30本塁打、103打点と大活躍。ブルージェイズでの6シーズン(819試合)で打率.288、出塁率.363、長打率.500、160本塁打、507打点という驚異的な成績を残した。
来オフFAのゲレーロJr.の去就が、すでに大きな注目を集めている。
構成●THE DIGEST編集部
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