新製品が各メーカーから発表され、秋のゴルフが色めき立つ。注目の新作を「試打職人」と呼ばれる石井良介がいち早く解説!
それぞれのモデルの特性に合わせた「打ち方・選び方」についてのレクチャーは必読だ。
つかまり系ドライバーは「つかまえようとしてはダメ!」
【代表モデル】ヤマハ INPRES DRIVESTAR ドライバー(TYPE/D・TYPE/S)
「クラブまかせ」が最良の結果を生む
ヒール側に重いウエイトがあるモデルは、
フェースターンしやすく自然にボールをつかまえてくれる
スライスに悩むアマチュアは多いですよね。そんなアマチュアの救世主となるのがいわゆる「つかまり系」といわれるドライバーたち。このヤマハの新しいインプレスも自然なフェースターンを促してボールをほどよくつかまえてくれるのが特徴のモデルです。
自分でフェースを返してボールをつかまえにいく動きは絶対にNG。
アウトサイド・インのクラブ軌道と相まって“チーピン”が出る可能性も
このようなタイプのドライバーを打つときには、無理につかまえにいく動作は不要。むしろ、つかまえにいってしまうとフェースが返りすぎて思わぬミスにつながることも!
クラブにまかせて自然にボールをつかまえれば、強い弾道を放つことができます。
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大きめヘッドのやさしさで「グリーンオンを増やす!」
【代表モデル】グローブライド オノフ ONOFF IRON LABOSPEC RB-247M
つねにスクエアにフェース向きをキープ!
右手はグリップとシャフトの境目ぐらいを握る。
スイング中はヘッドが「落ちない」ように右手で支えるイメージをもとう
ヘッドが大きめのアイアンはミスヒットに強く、練習量が少ないアマチュアには恩恵が多い。しかし、慣性モーメントが大きいクラブはヘッドのトゥ側、バックフェース側に重量が寄りがち。スイング中、ひとたびヘッドが開く方向に動くとインパクトでスクエアに戻すのが難しくなります。
それを防ぐためには、スプリットハンドドリルが有効です。右手の平をフェース面とリンクさせ、つねにスイング軌道に対してスクエアな向きをキープさせるイメージで素振りをしましょう。慣れてきたらその感覚のまま、通常のグリップで素振りをする。ハーフウェイダウンで右手が左手より上にあるとグッドです。
ヘッドがこのポジションより下に落ちてしまうとフェースが必要以上に開き、
さまざまなエラーの原因となる