円安にともなうインバウンドの増加で、日本全国、どこもかしこもホテルの宿泊料が高騰している。
数年前なら1万円以下で泊まれたビジネスホテルすら軒並み1.5倍ほどの宿泊料……。
先日、九州を訪れた際に安い宿を探していたら、ものすごくオシャレで温泉&サウナ入り放題の安い宿を見つけた。格安の理由は「無人」だから。
こういう無人ホテルって増えてるけど、どうなんだろう? ってことで泊まってみた。
・温泉街の無人ホテル
結果的にあまり良い印象を抱かなかった宿なので、ホテル名の公表などは控えさせてもらう。
ちなみに、安いといっても、1泊朝食(弁当)付きで1万4千円なので、格安ってほどではなく、都内のビジネスホテルとさほど変わらない。
というのも、この土地は温泉街で、その無人ホテルは地元の人気旅館がプロデュースするものだから。まあ、無人ホテルとはいっても、人気旅館の系列ならそんなに悪いことはなかろう……という期待もあって予約したのである。
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・マジで人がいない……
無人ホテルのチェックインは徒歩2分ほどの場所にある人気旅館の受付で行った。そこでホテルの入館に必要なQRコードがプリントされた紙とルームキーを受け取る。チェックアウトもルームキーを箱の中に入れるだけでいいらしい。
入館すらQRコードの読み取りとは。紙をなくしたらどうなるんだとか、画像撮って誰かに転送したらどうなるんだという不安に駆られる。
ちなみに、その宿には2泊したのだが、エコのために部屋の清掃などもないそう。
で、実際にホテルに入館してみると……たしかにエントランス周辺は今っぽくておしゃれなデザインではあった。
都内によくある1階がカフェやワークスペースになったおしゃれホステルみたいな作りである。