ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となっているキケ・ヘルナンデスが米トーク番組『THE SHOP』に出演。地区シリーズ第5戦後の生中継でのインタビューで「放送禁止用語」を発した“事件”について、ある事実を明かし、地元メディアもこれに注目している。
【動画】ヘルナンデスがポストシーズンでの“事件”の真相を告白 ドジャース専門メディア『DODGERBLUE.COM』は現地20日、「キケ・エルナンデスはNLDS(ナ・リーグ地区シリーズ)のインタビュー中にFワードを発し、出場停止寸前だった」との見出しで、同選手が『THE SHOP』で語った内容を記事掲載している。
ヘルナンデスは、2勝2敗で迎えたサンディエゴ・パドレスとの第5戦で相手先発のダルビッシュ有から先制ソロを放ち、2-0での勝利とリーグ優勝決定戦進出に貢献。試合後に『FOX Sports』のケン・ローゼンタール記者がヘルナンデスに対し、「(ポストシーズンで負けていた)今回のチームは過去のチームとどう違うのか?」と質問すると、同選手は生放送かどうかを確認したうえで、「そんなこと気にしてはいない」という主旨の言葉を放送禁止用語を使って発した。
番組内でヘルナンデスは、「この件で罰金を科せられたが、実を言うと、もっと重い罰金と1試合の出場停止処分になるところだった。優秀な代理人と選手組合に助けられ、出場停止は取り消され、罰金も軽減された。それは本当に良かった」と述べ、処分の裏側について明かした。
また、自身の気持ちを表現するために“Fワード”を用いたことに対しては、「心の底からの正直な答えであり、チームを説明するのにこれ以外の方法はないと思った」と本音を吐露。続けて、「(記者に)生放送中かと尋ねて彼が『そうだ』といった時、放送には多少のディレイ(遅らせた放送)があるに違いないと思った。でも、ディレイもなく、僕は生放送で悪態をつくことになり、多くの批判を受けたんだ」と真相を告白。Fワードを編集によってカットされることを期待していたようだ。
さらにヘルナンデスは「批判も多かったけど、ファンも僕のメンタリティを受け入れて楽しんでくれていたと思う。ポストシーズンの展開が彼らにとっても、より印象的なものになったんじゃないかな」とも発言。『DODGERBLUE.COM』はヘルナンデスのインタビュー内容は、「2024年のドジャースが(勝ちきれていなかった)ポストシーズンで示した新たな姿勢を反映していた」と解説している。
FAのヘルナンデスは、いまだどの球団とも合意していないが、ドジャースと再契約し、再び優勝を目指すことを最優先事項としている。
構成●THE DIGEST編集部
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