「本物のファンタジスタ」「FKで魅了」中村俊輔の “イタリア帰還”が現地で話題。本人は「日本サッカーをよく知っている」指揮官に感謝!「望んでいた答えをすべてくれた」

 元日本代表の中村俊輔氏が、S級ライセンス取得のためにパルマで2週間の研修に臨んだ。

 イタリア・セリエAのパルマは、かつてアビスパ福岡で采配を振るったファビオ・ペッキア監督が現在指揮をとっている。また、現在のセリエAで唯一の日本人選手であるGK鈴木彩艶が所属しているクラブだ。

 一方、中村氏は現役時代にレッジーナに所属。イタリアで3シーズンにわたってプレーした経験を持つ。今回の研修を伝えたイタリア『Fanpage』が、「彼のFKや本物のファンタジスタらしいプレーは、そのテクニックに魅了されたレッジーナの人々を興奮させた」と報じたほどである。

 パルマ公式ウェブサイトによると、中村氏は「特に練習の管理とチームの戦術的アプローチを注視」していたとのこと。また、「MFからMFなら、ほぼ自然に互いを理解するものだ」と、現役時代にMFだったとペッキア監督と分かり合うところがあったのではないかと伝えた。

「ピッチの同じゾーンを共有したことは、経験した者だけが理解できる動き、戦略、直感からなる共通の言語を話すという意味だ」
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中村氏は、ペッキア監督が「日本サッカーをよく知っている」指揮官だとし、感謝の言葉を述べている。

「ここコレッキオ(練習場)にいる間、練習のメソッド、戦術、戦略、練習タイプ、パルマの組織全体を理解するために、彼ともテクニカルスタッフともずっと対話してきた。クラブ、そして特にペッキアに本当に感謝している。たくさん質問したけど、望んでいた答えをすべてくれた。自分が理解するのをすごく助けてくれた。決して忘れない」

ペッキア率いるパルマは、昇格組ながら積極的な姿勢で攻撃面を重視したサッカーを繰り広げている。安定感に課題があり、現在15位と残留を争っていくことになるが、指揮官の戦い方に対する注目度も高い。

中村氏は、そんなペッキアのパルマの練習から何を得ただろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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