『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK .ex』東京・新木場1stRING(2024年12月22日)
世界ヘビー級選手権試合 ○潮崎豪vs松永準也×
NOAH年内最後の大会となった『LIMIT BREAK』新木場大会で世界ヘビー級王者・潮崎が激闘の末にZERO1・松永を返り討ちに。
NOAH2024年の締めくくりとなったTEAM NOAH主体興行『LIMIT BREAK』新木場大会。そのメインに登場した大将・潮崎が、ZERO1・松永相手の世界ヘビー防衛戦に臨んだ。
ZERO1としても王座奪還が懸かった一戦。『火祭り』を制すなどZERO1新世代の中心的存在でもある松永だが、「どこのベルトとか関係ねえよ、潮崎豪、お前が持ってるから挑戦するんだ」と“個人”として豪腕王者の前に立った。
ベルト奪回に燃える松永が先に動いた。場外戦に持ち込むと、潮崎を抱え上げて、顔面からエプロンに叩きつける。さらに、場外DDTもさく裂。ブーイングを浴びても気にせずに、不敵にも王者を踏みつけた。その後も首に集中砲火を浴びせて、試合をリードしていく。
劣勢が続いた潮崎だったが、串刺し攻撃を読んで、そのままコーナーに据えると、胸板に袈裟斬りチョップを振り落として反撃開始。逆水平で何度も快音を鳴らすと、お返しとばかりに床直撃の場外DDTも強行した。松永をリングアウト寸前まで追い詰める。
屈しない松永は必死に接戦に持ち込むと、潮崎の逆水平、松永のエルボーが何度も交錯。互いに意地になって、両手を背中に回し、正面から受け止める場面も。激しいラリーに突入すると、松永は豪腕ラリアット狙いをかいくぐり、先にラリアットをズバリ。変型タイガードライバー、ドラゴンスープレックス、ランニングニーと大技を連発し、満を持して必殺のビースティング(変型みちのくドライバーII)の体勢に。
しかし、潮崎は決めさせない。ワンツーエルボー、ローリングエルボーのコンボで活路を開くと、雪崩式旋回ブレーンバスター、左腕ラリアット、ゴーフラッシャーと一気呵成にたたみかけた。勝負を捨てない松永も裏投げやランニングニーで猛抵抗を見せるが、潮崎は今日2発目のゴーフラッシャーで鎮圧。最後はこん身の豪腕ラリアットで松永を沈めた。
松永の奮闘も目立ったものの、真っ向から受け止めたうえでの貫禄勝ち。世界ヘビー3度目の防衛に成功した潮崎は、「こうやって今年最後のLIMIT BREAK、勝利で終えることができて安心してます。こうして1年間続けてこられたのも、どんな会場でも足を運んでくれた“ちぃのあ”(※TEAM NOAHサポーターの愛称)の皆さんのおかげです!」と感謝した。
別ブランドとして今年2月に旗揚げされたLIMIT BREAKだが、シンプルながら激しく、そして温かみのある空間として定着。潮崎のセコンドには欠場中のHi69を含むフルメンバーが就き「齋藤さんの引退もありましたけど、こうやって一緒に支えてくれるTEAM NOAHのメンバーがいる。このチームは最高ですね!」と仲間にも感謝した。
一方で「LIMIT BREAKにはいろんな選手が上がってくれてますけど、来年2025年はTEAM NOAH同士の闘いもいいんじゃないかと思ってます」と1・13横浜大会から始まる来年に向けて予告。
そして「こうやって応援してくれる皆さんのおかげで、TEAM NOAH、2025年はさらに強く、さらに激しく、そして楽しく。NOAHの闘い、TEAM NOAHの闘いをみせていきますんで、よろしくお願いします!」と誓いを立てたうえで、最後は観客とともに「I AM NOAH、WE ARE NOAH!」を唱和。元日武道館を控える状況ではあるものの、2024年のNOAHが温かくもハッピーに幕を閉じた。
【試合後の潮崎、ヨネ、小峠、大原】
▼ヨネ「お疲れ様でした」
▼潮崎「ありがとうございました。こうやって2024年最後のTEAM NOAH、そしてLIMITBREAK。無事終えれて、ホッとしてます。こうやって1年間続けてこれたのは、メンバーみんなのおかげだし、さっきも言ったように見に来てくれたちぃのあの皆さんのおかげです。本当に感謝の1年ですね。ありがたい。みんなありがとうと伝えたいですね。さっきもリング上で言ったように、今までLIMIT BREAKではTEAM NOAHが受けて立つことが多かったんですけど、2025年は」
▼小峠「結成1周年ということでね」
▼潮崎「結成1周年、そこでTEAM NOAH同士の戦いというのもね。俺自身が見たい、俺自身が味わいたい、そういう思いで言ってしまったんですけど」
▼小峠「やろう」
▼ヨネ「やりましょう、やりましょう」
▼潮崎「大丈夫ですか」
▼ヨネ「1周年、走り抜けたのは皆さんのおかげだし、みんなが見たいと思えば、俺らもやりたいと思いますし。やりましょうよ」
▼潮崎「こうやって、みんなの総意があるからこそ、もっともっと盛り上がっていけるLIMIT BREAKだから。組んでも、そして戦っても、すごいってものをちぃのあ、そしてプロレスファンの皆さんにお見せしたいと思います」
▼小峠「よし。じゃあ、俺は大原とシングルマッチしようぜ、久しぶりに。シングルマッチで試合しようぜ」
▼大原「握手しましょう」
※小峠と大原は(握手を交わす
▼ヨネ「(潮崎に)久々にやりますか。やりましょうよ。久々に熱い戦いやりましょう」
▼潮崎「よろしくお願いします」
※潮崎とヨネも握手する
▼ヨネ「お願いします。楽しみだな」
▼潮崎「いやあ、緊張しますね」
▼ヨネ「緊張するけど」
▼潮崎「こうやってね、本当に大原選手と小峠選手、そしてヨネ選手と俺。こうやってチーム同士戦うのは久しぶりだしね。そして、シングルだよね。シングルですよね」
▼小峠「シングルでやろう、シングル」
▼ヨネ「シングルのほうがいいんじゃない? 1周年だから」
▼潮崎「1周年、最高の舞台で、最高の戦いを、TEAM NOAHの戦いをお見せしますんで、乞うご期待! I AM NOAH、WE ARE TEAM NOAH!」