●プレーヤー・レコーダーの普及率は好転の兆しなし
放送番組配信サービスの利用拡大により、レコーダーの需要が減少。また、動画配信サービスの利用拡大により、DVDやBD(Blu-ray Disc)を再生するプレーヤーの需要が減少しており、相関関係が如実にあらわれている。24年現在における光ディスクプレーヤー・レコーダーの普及率は6割台を保っているが、今後上向くことは厳しいだろう。
現在のレコーダー市場は、パナソニックとシャープ、TVS REGZA、ソニーの4メーカーが大勢を占める。新製品を数えてみたところ、22年は20モデル強、23年は10モデル程、24年は現在までで10モデルに満たない状況になっており、市場の縮小を裏付けている。需要減と供給減による悪循環に陥っているのは明らかだ。(BCN総研・森英二)