新天地で真価を発揮できていない鎌田大地に対し、現地メディアが辛辣な評価を下した。
28歳の日本代表MFは今夏にラツィオから、フランクフルト時代に師事したオリバー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに加入。“愛弟子”であり、オーストリア人指揮官のもとですぐさまフィットすると期待された。
しかし、プレミアリーグでのゴールとアシストはいまだゼロ。2シャドーの左で6試合ぶりに先発した12月21日のアーセナル戦(1-5)でもインパクトを残せず、61分に最初の選手交代でピッチを後にした。
厳しい立場にあるなか、『GIVE ME SPORT』が「不発弾に浪費」と題した記事を掲載。「セルハースト・パークでアーセナルに1-5の大敗を喫したパレスは、『カマダの獲得に一体いくらつぎ込んだのだろうか』と疑問に思っているかもしれない」と切り出し、次のように伝えている。
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「フランクフルトで、グラスナー監督のもと優秀な成績を収めていたカマダを獲得した時、セルハースト・パークは興奮に包まれた。ただ、南ロンドンでの不本意なスタートでファンの怒りを買う羽目に。リーグ戦でゴールもアシストもなく、グラスナーはいつまでカマダをスタメンで起用し続けるのだろうかと、多くの人が頭を悩ませることとなった」
同メディアはそのうえで、アーセナル戦での不出来に触れ、「契約にまつわる否定的な意見を静めるにはほとんど役立たなかった」と指摘。コスパの悪さを糾弾した。
「彼は2年契約で週給15万ポンドというクラブで最も稼ぐ選手であり、契約が切れるまでに1560万ポンドを支払う計算になる。このようなパフォーマンスでは出費を正当化できない。グラスナー率いるフランクフルトのヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献したカマダが、苦戦しているのを見るのは憂慮すべきことだ」
共にビッグタイトルを獲得したフランクフルト時代のように、鎌田はグラスナー監督と輝かしいキャリアを築けるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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