12月20日に開幕したフィギュアスケートの日本一を決める全日本選手権は22日、3日間の激闘を終えた。男子シングルは鍵山優真が初優勝、女子シングルは坂本花織が4連覇の快挙を達成した。ペアは“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一、アイスダンスは“うたまさ”こと吉田唄菜/森田真沙也がそれぞれ優勝した。
日本スケート連盟は同日、来年3月にアメリカ・ボストンで開催される世界選手権に派遣する代表選手を下記の通り発表。ホームページ上でも公開された。今季は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の国・地域別出場枠が懸かる。
▼男子(3名)
・鍵山優真
・佐藤駿
・壷井達也
▼女子(3名)
・坂本花織
・千葉百音
・樋口新葉
▼ペア(3組)
・三浦璃来/木原龍一
・長岡柚奈/森口 澄士
・清水咲衣/本田ルーカス剛史
▼アイスダンス(1組)
・吉田唄菜/森田真沙也
同連盟は選考上の混乱を避けるため、昨季から最終選考会を兼ねる全日本の開幕前に代表選考対象選手らを事前公表している。男女シングルの世界選手権代表は、全日本選手権の優勝者が1人目として自動的に決定。2人目は①全日本選手権の2、3位 ②グランプリファイナル出場上位2選手 ③国際スケート連盟(ISU)公認大会でのシーズン最高得点の上位選手、世界ランキングなどを対象に、総合的に選考した。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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