『AEW クリスマス コリジョン』が現地時間21日、ニューヨーク州ニューヨークで行われ、リコシェが『AEWコンチネンタル・クラシック』公式戦でウィル・オスプレイに勝利し、ゴールドリーグ首位タイで最終公式戦を迎えることになった。
『AEWコンチネンタル・クラシック』は終盤戦。この日、2勝1敗・勝ち点6で並ぶオスプレイとリコシェのゴールドリーグ公式戦が行われた。両者は10・2ダイナマイト以来の再戦。前回はKONOSUKE TAKESHITAの乱入によってノーコンテストに終わっている。
観客の期待を物語るような大歓声の中、開始のゴング。スピーディーな先手争いと読み合いが続いた中、リコシェがブエロ・デ・アギラを放って先制した。スワンダイブ式サマーソルトドロップ、後頭部へのスライディングエルボースマッシュ、ドロップキックとリコシェが攻勢を続けたが、オスプレイもハンドスプリングレッグラリアットで反撃。スワンダイブ式エルボーを放った。
リコシェもオスプレイのスタイルズクラッシュを食い止め、ダブルアーム式フェースバスターで逆襲。ムーンサルトはオスプレイが回避し、リコシェの飛びつき攻撃も阻止してスタイルズクラッシュをさく裂させる。ヒドゥンブレードの構えに入ると、リコシェはエプロンに退避。オスカッターを食い止め、デスバレーボムでエプロンに突き刺す。場外に転落したオスプレイにエプロンからのシューティングスタープレスを発射した。
リングに戻してもリコシェが450スプラッシュで追い討ち。脳天にカカト落としを振り下ろすと、ベルティゴで突き刺す。飛びヒザ蹴りをぶち込むと、セカンドロープからのダイブ攻撃を狙ったオスプレイをダイアモンドカッターで撃墜。オスプレイもカウンターのヒドゥンブレードをぶち込んで譲らない。
両者はエルボー合戦で火花を散らしたが、レフェリーと交錯してしまう。ベルティゴを読んだオスプレイがストームブレイカーを爆発させたが、レフェリーは倒れたままで3カウントは入らず。ならばとオスプレイはコーナーに上がったが、リコシェはレフェリーを蹴りつけてロープに激突させる。その反動でコーナーから落下したオスプレイにスピリットガンを叩き込んで3カウントを奪った。
リコシェが手段を選ばずオスプレイを撃破。ゴールドリーグ3勝目を挙げ、勝ち点9をマークした。この日、同じゴールドリーグではクラウディオ・カスタニョーリがダービー・アリンを破って3勝目。勝ち点9でリコシェとカスタニョーリが首位タイで、オスプレイ、アリン、ブロディ・キングが勝ち点6で追う状況となった。リコシェは最終公式戦でアリン、オスプレイはブロディとの対戦を控える。
また、オカダ・カズチカがエントリーしているブルーリーグではダニエル・ガルシアがシェルトン・ベンジャミンを撃破。マーク・ブリスコがビースト・モルトスを破って勝ち点9で全公式戦を終了。カイル・フレッチャーと首位タイとなり、勝ち点7のオカダとガルシアが追う状況となった。オカダは最終公式戦でベンジャミンに勝利したうえで、フレッチャーがガルシアに勝利以外が生き残る条件。「フレッチャーvsガルシア」が引き分けに終われば、フレッチャーと進出決定戦、ガルシアが勝利すればガルシアと進出決定戦にもつれ込む。