【DDT】KO-D無差別最後の前哨戦で王者クリスが佐々木に直接リベンジ

 『NEVER MIND 2024』が22日、東京・後楽園ホールで行われ、クリス・ブルックスが12・28両国大会でのKO-D無差別級王座戦へ向けた最後の前哨戦で佐々木大輔に直接勝利。12・11新宿大会で敗れた借りを返した。

 11・4墨田区大会で両者によるKO-D王座戦が決まって以降、シャーデンフロイデ・インターナショナルとDAMNATION T.Aの全面抗争が展開され、クリスと佐々木は前哨戦を重ねてきた。12・11新宿大会では佐々木がクリスからギブアップ勝利を奪取。最後の前哨戦となったこの日、クリスが高梨将弘とのCDKコンビ、佐々木がKANONとのDAMNATION T.Aコンビで激突した。

 DAMNATION T.Aのセコンドが再三介入したが、CDKは抜群のコンビネーションで対抗した。10分過ぎ、DAMNATION T.Aのセコンドがレフェリーを場外に叩き落とし、無法地帯を作って乱入。シャーデンフロイデのセコンドもすぐさま飛び込んで佐々木にトレイン攻撃を見舞うと、4人同時のトラースキックをさく裂。佐々木の脳天をイスで殴打したクリスがツームストーン・パイルドライバー、プレイングマンティスボムとたたみかけて3カウントを奪った。

 クリスが12・11新宿大会で佐々木に敗れた借りをキッチリ返した。試合後、マイクを持ったクリスは「1年前の今日、私は(腫瘍の)手術を受けました。でも、1年後、DDTのリングにいる。KO-D無差別級のベルト持って。皆さん熱い応援で幸せです。両国、絶対防衛します!」と頂点死守を誓った。

 雪辱を許した佐々木だが、強気姿勢を崩さない。「今日はてめえの勝ちかもしれねぇけど、お陰でお前の技は、この体が吸収して、すべて見切らせてもらった」と豪語すると、「今日食らった技を消化して、両国でチャンピオンになるのはこの俺、佐々木大輔。てめえがチャンピオンでいられるのはあと6日だけ。両国終わったら、荷物まとめて、とっととイギリスに帰るんだ。このDDT、2025年は俺たちDAMNATION T.Aのものだ!」と通告していた。