『NEVER MIND 2024』が22日、東京・後楽園ホールで行われ、12・28両国大会で遠藤哲哉と組んでKO-Dタッグ王者・MAO&To-yに挑戦する高鹿佑也が最終前哨戦でようやくTo-yから直接勝利をもぎ取った。
両国KO-Dタッグ戦へ向けた前哨戦で高鹿はここまで同世代のライバルTo-yに全敗を喫してきた。最後の前哨戦となったこの日、遠藤&高鹿が彰人、MAO&To-yが高尾蒼馬とそれぞれ組んで激突。高鹿は何としても雪辱を遂げておきたいところだった。
気合十分の高鹿は高尾にトペを発射。遠藤もMAOにサスケスペシャルを放った。さらに遠藤と高鹿がTo-yに合体式ニードロップを投下すると、高鹿はTo-y相手にエルボー合戦で意地を張り合った。To-yがドロップキック、コジマワンダーランド、コジマインパクトとたたみかけて高鹿がピンチを迎えたが、遠藤のカットが間に合った。応えたい高鹿はTo-yの左腕をつかむと強引にチキンウイングアームロックへ。耐えるTo-yを絞め続け、レフェリーストップ勝ちを決めた。
高鹿がようやく前哨戦初勝利。しかもTo-yに直接勝利で一矢報いてみせた。「負け続けて悔しかったんですけど、バーニングを信じてやってきたことが間違ってないって証明できるのは自分だけ」と言い切った高鹿は「自分で頑張って、両国でタッグのベルト獲ります!」とキッパリ。遠藤も「こいつに足りなかった最後のピースが揃ったぞ。残虐さだ。相手がギブアップしなくても、レフェリーが止めたらいい」と会心の勝利を収めた高鹿を称えていた。
【To-yの話】「今回は高鹿の気持ちが俺の左腕にまで伝わってきた。だけどこんな中途半端な終わり方でいいのか? 両国、同じようにいくと思うなよ。俺とMAOさんが一番楽しんで、一番面白く、こんな中途半端な終わり方はさせない。徹底的にお前ら2人をぶっ倒して、最高に両国を熱くしてやるよ!」
【MAOの話】「頼もしいぜ。大丈夫なんだよ。が然楽しみになってきた。両国精いっぱい楽しませてもらうよ。今までこんなスタンスで両国行ったことないから楽しみだよ」