現地時間12月22日(日本時間23日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズ所属の河村勇輝は傘下のGリーグ球団メンフィス・ハッスルの試合に先発出場。15得点(フィールドゴール5/17、3ポイント0/7、フリースロー3/4※)、6リバウンド、10アシスト、1スティールをマークした。
前の試合ではGリーグで自己最多の27得点と“スコアリングモード”だった河村だが、この日は一転して前半からアウトサイドシュートが不発。第1クォーター残り6分21秒にトランジションから自らフィニッシュに持ち込みレイアップを決めたものの、7本放ったジャンパーはすべて失敗、また第2クォーター残り9分50秒には速攻からレイアップを試みるも豪快なブロックを食らってしまう。
ただ、司令塔としては抜群のパスセンスを存分に見せつける。ディフェンスを欺く華麗なノールックパスを立て続けに繰り出し、第1クォーター残り9分10秒にマイルズ・ノリスの、残り8分36秒にはコリン・キャッスルトンのダンクをお膳立て。第2クォーター残り3分38秒にも針穴を通すコントロールでノリスのダンクを演出するなど、ファーストハーフで7アシストを配給した。
第3クォーターは果敢なアタックで多くのフリースローを獲得。残り10分11秒にはドライブから、残り6分49秒と5分20秒にはトランジションから相手のファウルを誘い、手にした3本のうち2本を成功させる。さらに残り2分54秒には鋭いドライブからバスケットカウントを決め、ボーナススローも沈めて3点プレーを完遂させた。
第4クォーターは開始早々、シュートが決まっていればハイライト確実だった背面パスを披露。残り9分45秒にはこの日初のジャンパー成功となるプルアップを沈めて得点を2桁に乗せ、アシストとのダブルダブルをクリアする。さらに延長では開始直後にトランジションからレイアップを決めたほか、ドライブからのスピンムーブでフィニッシュするなど4得点を稼ぎ出した。
なお試合は、ハッスルがソルトレイクシティ・スターズを相手にオーバータイムの末に120-122で惜敗。ハッスルの次戦は27日のサンディエゴ・クリッパーズ戦、グリズリーズは23日に本拠地フェデックス・フォーラムでロサンゼルス・クリッパーズの対戦が予定されている。
※Gリーグのフリースローは第4クォーター残り2分以降とオーバータイムを除き、2ポイントに対するファウルなら2点分の、3ポイントなら3点分のフリースローが1本与えられる。バスケットカウントによるフリースローは通常通り1点。
構成●ダンクシュート編集部
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