メルセデスのジョージ・ラッセルは、2024年シーズンの予選でルイス・ハミルトンを完膚なきまでに打ち負かしたことについて、「心理的にとてもいい状態だった」と語った。
今季の最終的なドライバーズランキングでは、ラッセルが6位、ハミルトンが7位。ポイントでも22点差とそれほど大きな差はつかなかったメルセデスのふたりだが、スプリント予選も含めて合計30回あった予選の結果を見ると、ラッセルが24勝6敗とハミルトンを凌駕している。
これが2022年は8勝12敗、2023年が15勝13敗だったことを考えると、ラッセルが大きく進歩したのは間違いないだろう。
予選でハミルトンに比べて自分が優れている理由について聞くと、ラッセルは「ただマシンに乗っているときに自信を感じている。自分に自信があるんだ」とmotorsport.comに語った。
「僕は心理的にとても良い状態にあると感じている。特に自分の実力を最大限に発揮する、プレッシャーのかかる場面でね」
「チームメイトと比べるつもりはないが、自分自身のパフォーマンスという点では、これまで以上にいいドライビングができていると感じている」
ハミルトンが2025年にフェラーリへと移籍するため、今後はラッセルがチームを率いる立場になる。そうした変化も、ラッセルはポジティブに消化できているようだ。
「どのドライバーも素晴らしいラップや素晴らしいパフォーマンスをする能力を持っているけど、プレッシャーが高まった時や予選Q3での1ラップに絞ると、自分の精神状態が大きく影響するんだ」
「そして僕は自分自身について多くのことを学び、自分の力を最大限に引き出す方法を学んだように思う」
「人によってそれは違うけど、自分にとって何が効果的なのか、自分の中でわかっているんだ」