マクラーレンのオスカー・ピアストリは、チームメイトのランド・ノリスと比較して予選での改善が、2025年に向けて最大の改善点だと考えている。
ピアストリの2024年の予選成績をノリスと比べると、タイム差自体はわずかなモノである場合も多かったが、3勝21敗と完敗。ルーキーシーズンだった2023年は、今よりも経験が少なかったにも関わらず、ノリスを7回上回っていた。
その結果にはノリスが2023年にいくつかミスをしていたことも関係しているが、ノリスはオフシーズンにチームと共に改善に取り組んだ。その分、2024年は天秤がノリスに傾いたとも言える。
この冬、ピアストリも同じような方法で予選での弱点克服に挑むことになりそうだ。
「今シーズンは良いステップを踏めたと思う。まだ改善の余地はあるけどね」
今季をランキング4位で終えたピアストリはそう語った。
「一番大きかったのは、予選で順位を落としすぎたことだ。その点で、レースが楽になったことはなかった。だからオフシーズンの大きな焦点はあと0.1秒、0.01秒を稼ぐことなんだ」
「他のすべての面では、自分の実力を示すことができたと思うし、進歩したことも示すことができた。今はギャップが非常に小さいか、あるいは存在しないので、それをすべてまとめることができれば、僕は自分の道を進むことができる」
若干23歳の彼曰く、予選でどうすれば自分の走りを改善できるかをよく理解していることがひとつの明るい兆しだという。
motorsport.comが次のステップに進む自信があるかと尋ねると、彼は「そう思うよ」と答えた。
「僕にとって大きいのは、タイムをどこで失ったのか理解するのが難しい場面があまりなかったことだ」
「(ポールシッターのノリスにコンマ2秒差をつけられたアブダビGPの)予選の後で、どこが悪かったのかすぐにわかったよ。その一歩を踏み出すことが必要なのではなく、毎回最高の状態でゲームに臨めるかどうかが重要なんだ」