1955年ごろの長崎県・端島から2018年の東京につながる、そこに住む人々の愛・友情・家族の物語を綴ってきた『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)。
22日放送の最終話で多くの謎が解明されていくなか、歳を重ねた朝子(杉咲花)こといづみ(宮本信子)の秘書「サワダージ」こと澤田(酒向芳)の正体が大きな話題を集めている。
■鉄平の日記 ※ネタバレあり
炭鉱の事故で亡くした兄・進平(斎藤工)の妻・リナ(池田エライザ)とその息子・誠と駆け落ち、そのまま消息を絶った端島の青年・鉄平(神木隆之介)。彼と両思いで結婚を約束、最後の日も会う約束をしていた朝子(いづみ)は、なぜ彼が端島から消えたのかわからず、月日を重ねていく。
2018年の東京では、いづみが所有していた鉄平の10冊の日記からホスト・玲央(神木)らが「鉄平の足取り」を探ろうと奔走していた。そしてその日記が、鉄平らの幼なじみ・賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)の息子・古賀孝明(滝藤賢一)から「父の形見」として譲り受けたものだと判明する。
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■11冊目が存在
鉄平の日記は「端島から消えた1月まで」を綴ったものだったが、孝明の「いなくなった人の寂しい話」との発言に違和感を覚えた玲央。孝明に電話したあと、いづみに「孝明さんは(10冊目の日記の)そのあとの話を知っていた…鉄平が端島を出たあと、その続き」と伝え、11冊目の日記が存在していたと指摘する。
いづみは11冊目の存在を知らず、「日記は澤田が孝明の家まで取りに行った」と言及。そのやりとりを見ていた澤田は車で逃げようとするが、玲央がその前に立ちふさがり逃亡を阻止、澤田は観念し「すみません」と謝罪した。
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■澤田の正体は…
11冊目を読ませたくなかった澤田は、いづみの金庫のなかに日記を隠したと吐露。「我が身かわいさに」とその理由を語る。
続けて「私は端島で生まれました」と触れ、澤田は妻の旧姓で「(自分の)旧姓は荒木、父は進平」だと告白。自分が、鉄平・リナと端島から消えた「誠」だと明かした。
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■いづみと澤田が涙
澤田の口からは「なぜ鉄平とリナが端島から消えたのか」、壮絶な真相が語られる。
鉄平・朝子らの人生を狂わせたのが「自分とリナの罪」だと告げ、亡き母に代わり頭を地面につけて謝罪した澤田に、いづみはすべてを許し「あなたに罪なんてない。進平兄ちゃんとリナさんと誠、あなた達がいたからこの家族に会えた」「あなたが生きてて、また会えて…良かった」と伝え2人で涙を流した。
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■公式HPの名前が書き換えられる
以前から澤田の正体については考察が行われていて、「さわだーじなんか怪しいな。絶対端島の誰かな気がするんだよな」「澤田誠説はある?」との意見があがっていた。
本放送を受けて、「澤田は誠だったのは考察通り」「さわだーじがぁぁぁぁぁぁああ」「まって、衝撃すぎて泣いてる…澤田の正体の衝撃と、誠が無事に生きてることの喜びで…」と大きな反響が。
また公式HPも「澤田誠」と書き換えられていた点に「サワダージが澤田誠になってる」と注目する声が散見されている。
■澤田と玲央、鉄平の関係は…
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(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)