2年連続トップバッターは「さすがに終わった、と」
状況によってさまざまなネタを想定していた昨年に比べて、今年は決勝で披露した2本のみで勝負。「まさか(出番が)2年連続で1番だと思ってなかった」というくるまが、「さすがに終わったと思いましたよ。2年連続で優勝するより、2年連続でトップバッターから最終決戦に行くほうがムズそうじゃないですか。意味わかんない」と話すように、2人にとっても思いもよらない展開でした。
出典: FANY マガジン
また、1本目のネタの冒頭で「終わらせましょう」と切り出したことが話題になっていますが、くるまは「あれは準決勝のつかみで、本番の直前にこのスーツを着てみたら肩上がりすぎてるなと気づいて、処理しなきゃなと思って言ったことで。決勝ではギリギリまで迷ってたんですけど、出て行って、しんとなったから言わなきゃと思って」と明かすと、松井も「僕、言わないと思ってましたもん」と相づち。くるまは「ツッコんでくれ!」と思いながら口にした言葉だったそうで、さすがのコンビネーションで観客の心を一気につかみました。
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くるま「説明ができないです、この感情を」
優勝決定後、高揚感と達成感がにじみ出るような表情を浮かべたくるま。記者から「涙を浮べているように見えたが、実際、泣いていましたか?」と聞かれると、「え、わかんないです。記憶ないんですよね、あのとき」と答えながら、「感情が超たかぶりました。よっしゃーっていうか、なんなんですかね? ジャンルで言ったら喜びだと思うんですけど、説明ができないです、この感情を」と戸惑いながら振り返りました。
一方、ケムリは「泣いてはないんですけど、終わったーって感じが。昨年、優勝した時点で出ないと思っていたので、気持ち的には浪人が終わったみたいな感じ。いろんなサークルとか入ろうと思います」と笑みを浮かべます。また、昨年の優勝賞金はすべてくるまに渡しただけに、「今年は僕がいただけるということで、なんとかトントンにできました。大損するところでした」と安堵の表情を見せました。
史上初の連覇について、「マジで誰ももうしないんじゃないですか? できないとかじゃなくて、面倒くさいから」と語ったくるまですが、今後についてこう言います。
「来年は出ないですけど、ラストイヤーまで8年あるので、いつ出てくるんだろうっていう恐怖で市民を怯えあがらせたい。M-1が盛り上がらなくなったら、また出るぞっていう」
その言葉に「抑止力みたいな使い方しやがって」と笑ってツッコんだケムリは、「僕は出たくないです」ときっぱりと言いながら、「けど、くるまくんが出ると言ったら出ます」と語りました。
出典: FANY マガジン