「“マシン”町野」「活躍は偶然ではない」老舗のベスト11選出!日本人ストライカーがドイツで絶賛の嵐を巻き起こす「来夏には多くのクラブから誘いを受けるだろう」

 町野修斗がドイツで絶賛の嵐を巻き起こしている。ホルシュタイン・キールに所属する日本人ストライカーは、ブンデスリーガ15節のアウクスブルク戦で2得点・2アシストと出色のパフォーマンスを披露し、5-1の大勝に貢献。昇格1年目のクラブに貴重な今季2勝目(2分け11敗)をもたらした。

 圧巻の活躍を受け、地元紙『キーラー・ナハリヒテン』は町野にチームトップタイの採点1(1が最高点。6段階評価)。やはり「1」をつけた老舗『キッカー』誌は15節のベストイレブンにも選出している。キールから選ばれたのは町野だけだ。
【動画】圧巻の4ゴール関与! 町野が決めた華麗なFK弾
 また、『シュポルトシャウ』は「“マシン”町野がホルシュタイン・キールに希望を取り戻す」と題したウェブ記事を掲載。ドイツに来た2023年頃は「フィジカル面に慣れる必要があった」というマルセル・ラップ監督の言葉を紹介しつつ、ここ1~2年の成長は学習意欲の高さに基づく“必然”と分析している。

「2023年と2024年の町野が似て非なるのは、彼自身の素晴らしいアビリティ、そして学習意欲によるものだ。ラップ監督は『つねに改善している』と言っている。クリスティアーノ・ロナウドの大ファンである彼のFCA(アウクスブルクの略称)戦の活躍は偶然ではない」
 
 同メディアは町野の近未来も展望。来夏の移籍の可能性についてこう言及している。

「この攻撃的な選手はホルシュタインで段階的に成長している。あのパフォーマンスを続けるようなら、遅くとも来夏には多くのクラブから誘いを受けることは間違いない。 5試合の(日本)代表歴を持つ選手が2027年までの契約を残しているのは、ホルシュタインにとって良いこと。いまや攻撃陣に不可欠な彼が早期に移籍しても、多くの移籍金を受け取れるだろう」

 アウクスブルク戦での2ゴールで今季6得点とした町野。得点機会が多く訪れるわけではない昇格クラブで二桁ゴールという快挙の達成も夢ではなさそうだ。ラップ監督の「彼の成長がここで終わりじゃないことを願うよ」という言葉に頷くファンは少なくないだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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