22日放送『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の最終話で端島の青年・鉄平(神木隆之介)の失踪後の足取りが判明。あまりにも「過酷な運命」に涙する視聴者が殺到している。

■端島から消えた鉄平達 ※ネタバレあり

本作は、昭和の高度経済成長期の長崎県・端島から2018年の東京につながる、そこに住む人々の愛・友情・家族の物語を綴る物語。

最終話となるこの日、亡き兄・進平(斎藤工)の妻・リナ(池田エライザ)とその息子・誠と駆け落ちしてそのまま消息を絶った鉄平の、「その後」が明らかになった。

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■リナ・誠を助けるため

福岡の興行主(ヤクザ)に追われ端島に逃げてきていたリナを救うため、進平は追手の「小鉄」こと門野鉄(若林時英)を殺害。その後、進平は炭鉱の事故で亡くなる

その事故で1度は炭鉱を水没させた端島だったが、新たな石炭層を発掘し復活。それを機に鉄平は朝子(杉咲花)にプロポーズすると決意したものの、その直前で思いもよらぬ事態に巻き込まれていく。小鉄を殺した犯人を探しに端島に潜伏していた小鉄の兄貴分が誠を誘拐したのだ。

誠とリナを守るため、鉄平は自分が「小鉄を殺した」とウソをつき、兄貴分達に追われる立場に。なんとかその場を逃げ出し、リナと誠と一緒に小舟に乗り込み、島から去っていった。

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■苦悩する日々

リナと誠を母・ハル(中嶋朋子)に託し、朝子に追手が迫らないよう連絡を絶ち各地を転々としながら暮らすことを決意した鉄平。

朝子への想いを抱えたまま追手から逃げ続け、手紙すら届けられない、「いつまで待たせることになるのか」「いったいいつまで逃げればいいのか」「弟を殺した俺が死ぬまで幸せも安息も与えない、そういうことだろ」と苦悩する日々を過ごす。

1973年に端島が閉山したとき、幼なじみの賢将(清水尋也)と再会した鉄平は朝子が結婚したと知る。朝子の笑顔の写真を見て「幸せそうで良かった」と寂しげな表情を浮かべ、「俺は帰らないほうがいいんだよ」と伝えるのだった。

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■鉄平の終の住処に…

鉄平は、リナと誠、朝子のために自身の幸せな人生を捨てる道を選んだ。いづみとホスト・玲央(神木)が鉄平にたどり着いた2018年には、「8年前に亡くなった」と判明、晩年を過ごした自宅を引き継ぐ家族はなく、長崎市に寄付されていた。

その自宅には朝子といっしょに植えるはずだった「コスモス」が咲き誇り、その向こうには端島が臨む絶景が。晩年の鉄平を知る市職員の山口(麻生祐未)は「荒木さんいつも眺めとりました」と告げ、いづみは「誰もいなくなってしまったけど、あるわここに…私のなかに、みんな眠ってる」と胸をおさえ、端島で全員が幸せになった想像を膨らませていく。

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■視聴者も涙

自分を犠牲にして、孤独で過酷な人生を歩んでいった鉄平に「鉄平の人生が悲しすぎて寂しすぎてつらすぎて涙が止まらない」と泣く視聴者が殺到。

そのなかでも、「先週までキラキラしていた鉄平に襲いかかるあまりにも過酷な運命。彼の晩年が幸せであったことを願ってしまう」「いやーーーやっぱり鉄平が可哀想過ぎて不憫すぎて頭おかしくなりそうだ。遠望する端島を飾るみたいなコスモス畑を見ながら少しだけでも穏やかな晩年を過ごしてくれていますように」と幸せな最期であってほしいと願う声が目立っている。

(文/Sirabee 編集部・サバマサシ