ブラックマジックデザイン、HyperDeck Extremeシリーズのメジャーアップデート公開。内部M.2 SSDをネットワークストレージとして使用可能へ

Blackmagic Designは、HyperDeck Extremeシリーズを対象とするメジャーアップデート「HyperDeck 8.5」を公開した。Blackmagic Designサポートページよりダウンロード可能。

同バージョンでは、HyperDeck Extreme 4K HDRとHyperDeck Extreme 8K HDRで、内部M.2 SSDをネットワークストレージとして対応する。内部M.2フラッシュメモリーカードを収録キャッシュまたはネットワークストレージとして使用できるようになる。ネットワークストレージとして使用した場合は、リアパネルの10Gイーサネットポートを介して、ネットワーク上のすべてのコンピューターからアクセスできる。

さらに、今回のアップデートで、HyperDeck Extreme 8K HDRモデルで4つの個別の入力を収録できるようになる。4つの12G-SDI入力のビデオフォーマットが同じであれば、4つのビデオ入力を同時に収録できる。それらの同期がずれている場合は、HyperDeckが自動的に再同期する。各入力で、2160 60PまでのあらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットを収録できる。

各収録チャンネルのメディアファイルは別々の収録フォルダーに保存されるので、メディアファイルの管理も簡単としている。また、各チャンネルのメタデータ(カメラ番号など)もスワイプして個別に設定できる。これはリプレイを行う際に重要としている。

4チャンネルを内部M.2メディアカードに収録し、DaVinci Resolveシステムに接続してメディアソースとして使用するユーザーは、今回のアップデートで完全なリプレイソリューションが得られる。DaVinci Resolveではそれらのメディア収録が認識され、ライブリプレイを実行できます。HyperDeck Extreme 8Kが1/2Uラック幅ですべてを行うので、外部ネットワークストレージは不要としている。