2025シーズンに向け、決意を口にした。
横浜FCでコーチを努める中村俊輔は今年、S級コーチ養成講習会を受講。年末には海外研修でイタリアのパルマに赴いた。
帰国後には南雄太氏の引退試合に参戦。絶妙なサイドチェンジやスルーパス、直接FKでネットを揺らすなど健在ぶりを披露した。
試合後には、J1復帰を果たした横浜FCでの今季を回想。「ヨモさん(四方田修平監督)や選手の力。自分は(S級講習会で)1か月ごとにいなかったら、それは本当に申し訳ない」と話し、「来年はJ1でもっと力になれるように頑張る」と意気込む。
横浜FCは過去に何度かJ1に昇格してきたが、コロナ禍で「降格なし」が適用された2020シーズンを除き、“J1残留”を果たしたことがない。
1年でJ2に逆戻りが3度。いわゆる「エレベータークラブ」とも言われる横浜FCについて、J1に戻る来季の苦戦を予想する声は少なくない。
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もしかしたら、俊輔もそんな風潮を感じ取っているのかもしれない。自身も現役時代に横浜FCで昇格と降格を経験している。
今度こそ悲願の“J1残留”の力になりたい。
「厳しい戦いになると思うとか、そういうのはあんまり好きじゃない。厳しくならないように、自分に厳しくする」
万全の準備でJ1に臨む心構えだ。これまでと変わらずに、指揮官をサポートし、選手の成長を促して、チームを下支えする。指導者3年目のシーズンを迎える46歳は気を引き締めた。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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