「無整形って嘘ついててすみません」
−−20歳にして達観できているのはすごいですね。昔からできていたんですか。
達観できたのは1〜2年くらい前ですね。昔は何か言われるとすごく気にしてました。コンプレックスでない部分を指摘されると、そこがコンプレックスになったり。でも他人軸で生きてても、疲れるだけ。そこを気にして自分の好きなことを結局やってないなと思い変わっていきました。
それに他人に意見を言うのって一番簡単なことじゃないですか? 責任もないし、意見ほど安い価値のものってないなと思うので。
−−コンプレックスはどのあたりに感じてたんでしょうか。
高身長がコンプレックスでした。身長168センチなんですけど、SNSでは155と書いてましたし、身長高いのが嫌で猫背になったり。あと顔もコンプレックスでした。私がハーフなので、日本人っぽいちょっと薄めの顔で、おとなしい小動物みたいなかわいい女の子に憧れたり。全く逆なのに。
芸能界に入った頃くらいから、お小遣いが入るとお母さんに頼んでちょっと整形したりしてました。お母さんからしたら「整形なんてもうやめて」となるじゃないですか。それを泣いて頼んでました。
−−成人式の投稿の直後には「無整形って嘘ついててすみません」とXで整形についても告白していましたね。
ワンホンメイク(中国のインフルエンサーがするようなメイク)を体験できるメイクアップイベントを2月に開催するので、成人式の投稿で注目を浴びているタイミングで整形のことも告白しようと思いました。同性のフォロワーの方が増えました。
(広告の後にも続きます)
日本の「カワイイ」を発信したい
−−20歳の今年、目標はありますか。
ワンホンメイクのイベントをまずはうまくリリースしたいです。
韓国に行った際に現地でアイドルメイクを体験できる場所に行ったんです。そのときに「なんでこの日本版がないんだろう」と思った。浅草の着物体験みたいに、インバウンド向けにやれば外国人観光客はやりたいと思うだろうし、日本のカワイイも発信できる。
ただインバウンド向けのプラットフォームについて私はまだわからないので、まずは試しに自分のフォロワーさんや周りの子たちに向けてメイクを体験できるイベントをやります。
私自身も周りからいろいろと言われてコンプレックスとなった経験があるので、そういう子たちが変身できる場所があったら楽しいし、その子たちの自信に繋がってくれたらいいかなって思います。
芸能活動では映画が好きなのでお芝居もやってみたいですし、ファッションも好きなのでアパレル関係にも携われたらいいなって思います。なんでも挑戦することが好きなので。
あとはおもしろいネタがあれば、成人式と同じくらいもう1回話題になりたいですね(笑)。
取材・文/徳重龍徳