『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2024年12月23日)
○デビッド・フィンレー&SANADA&外道vs辻陽太&鷹木信悟&BUSHI×
GLOBAL王者のフィンレーが辻を報復KO。最終前哨戦で前日の後楽園大会で大の字に追い込まれた屈辱を晴らすと、東京ドーム大会に向けて「お前に恥をかかせてやる。何万人の客の前で、お前を傷つけ、屈辱を与えてやる」と予告した。
1・4東京ドーム大会のGLOBAL王座戦「(王者)フィンレーvs辻(挑戦者)」の前哨戦として、BC WAR DOGSのフィンレー&SANADA&外道と、L・I・Jの辻&鷹木&BUSHIが対戦した。前日の後楽園大会でも同一カードで対決。辻が外道をジーンブラスターで沈めると、試合後に襲撃してきたフィンレーにもジーンブラスターを突き刺して大の字に追い込んでいた。
フィンレー組がゴングを待たずに奇襲。前夜の屈辱を晴らすべく、辻を観客席のど真ん中で暴行する。リングに戻っても代わる代わるに厳しい攻撃を重ねると、フィンレーは辻を場外に再連行し、放送席に腰から叩きつけた。苦しんだ辻だが、フィンレーが控えに回った場面で、SANADAの攻撃をかいくぐり、エプロンのフィンレーを場外の鉄柵まで吹き飛ばして報復に成功する。
荒ぶるフィンレーは控えに回った辻を場外に蹴散らすと、BUSHIに猛攻。ヒザ攻めやトペスイシーダをものともせずにアイリッシュカースを繰り出した。両軍入り乱れての乱戦になると、BUSHIが抵抗。フィンレーに追尾式ドロップキックを見舞って、辻とスイッチしようと試みる。だが、外道がタッチを妨害。息を吹き返したフィンレーはラリアットで鎮圧すると、最後は豪快なオーバーキルでBUSHIを葬った。
試合後、辻がフィンレーに突進してエルボー合戦で火花。辻はヒザ蹴りでねじ伏せると、追い討ちを狙ってフィンレーを担ぎ上げる。だが、背後から忍び寄った外道が金的攻撃で妨害した。止まらないフィンレーはシレイリ(こん棒)で辻を痛打。さらに、目もうつろの辻にオーバーキルをぶち込んでKOした。
「すべてが俺のものだ! この団体は俺のもの! このベルトは俺のもの! WAR DOGSもすべて俺のもの! 汚らしく無様に横たわっていたあのバカでデブなデカクソ野郎! ……あいつも俺のものだ」と言い張ったフィンレー。これでも物足りないようで、「お前が東京ドームに出られないように、ここで痛めつけ苦しみを与えたならば、すぐにいい気分になることができただろう。だが、そんなことをしても、俺の心に平穏は訪れない」と本番は東京ドーム大会だと言わんばかり。
「イッテンヨンに来い! お前に恥をかかせてやる。何万人の客の前で、お前を傷つけ、屈辱を与えてやる。厚かましくも俺から勝利を奪ったことについて、謝罪させてやるんだ。お前は慈悲を乞い、みじめな姿で放置される」とさらなる報復を予告した。