『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で、夜に「カザーブの村」で聞ける会話が、後発のシリーズに続く「NTR(寝取られ)」展開ともとれる内容でした。『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、「まるで昼ドラ展開」といわれる会話が見られます。



『ドラクエ3』夜のカザーブの村で民家の寝室で会話をすると……おっとこれは!

【画像】え…美しすぎる! コチラが顔小さすぎる「ビアンカ」のコスプレイヤーです(10枚)

初代から受け継がれしオトナな要素

「ドラゴンクエスト」シリーズは、初代から「ぱふぱふ」や「ゆうべはおたのしみでしたね」といった、少しオトナな要素が含まれていました。少年たちは、よく理解できないものの、なぜか無性に「オトナな会話」に引き込まれたものです。

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』でのオトナな要素といえば、「アッサラーム」のぱふぱふや、近年では全く危なくないといわれている「あぶない水着」などが有名です。また、夜に「カザーブの村」で聞ける会話が、後発のシリーズに続く「NTR(寝取られ)」展開ともとれる内容です。

 寝室で寝ている夫婦の女性のほうに話しかけると「おやめくださいませ! 主人がみていますわ!」という寝言が聞けます。女性は「あらいやだ ねぼけちゃったみたい……」と続けますが、本当に夢をみていたのか寝ぼけていただけなのかは定かではありません。ファミコン版当時、このセリフにわけも分からず、ドギマギした思い出がある人もいるでしょう。

 その後、スーパーファミコン用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、「まるで昼ドラ展開」といわれる会話が見られます。港町「ポートセルミ」での夜、民家にいる船乗りだという男性に話しかけると、海に出ると長期間帰ってこられないといい、「けど うちのやつは文句ひとつ言わねえ。 オレにはすぎた女房だよ」と横で寝ている妻について語ります。

 ところが、妻のほうに話しかけると「あら いけませんわ 主人が帰ってきますわ。むにゃむにゃ……」という、意味ありげな寝言を言います。子供だった当時はスルーしていた、というプレイヤーも、仲間との会話システムが導入されたリメイク版では「これはけしからん」と感じたかもしれません。

 文句を言わない妻について、「ビアンカ」のセリフは「文句を言わないっていうか それだけ興味をなくしてるってことだったりしてね……」というもの。なかなか直球で、思うところがある人には突き刺さるセリフです。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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