映画「はたらく細胞」のメガヒット記念舞台挨拶が12月23日に都内で行われ、永野芽郁(25歳)、佐藤健(35歳)のダブル主演の2人に、芦田愛菜(20歳)、阿部サダヲ(54歳)、武内英樹監督(58歳)が登壇。ファンにメッセージを贈った。
イベントの後半、登壇者からそれぞれファンへメッセージを贈る場面で、武内監督は「海外からも上映のオファーがぼちぼち来始めています。特に阿部さんの“肛門”のシーンは、全世界70億人が共感できるというとてつもないシーンだと思っているので、これからも全人類に向けて発信していきたいと思います!」と力強くコメント。
阿部は「戦ったり笑ったり泣いたり、こんなエンターテインメント映画ってなかなかないと思う。映画のいいところが全部入っているので、ぜひ何度でも観ていただきたいですね。それから、僕の体内でトウモロコシの粒がゴロゴロ転がっているシーンがあるんですが、あれは武内監督のこだわりで、一粒70万円するんですよ!それを噛み締めてもう一度観てほしいです!」と、まさかのこだわりとイチ押しシーンを猛プッシュした。
芦田は「お話をいただいたときからすごく好きな作品だったので、どんな作品になるのか、私にとってすごくワクワクがいっぱいの映画でした。そんな作品がたくさんの方に観ていただけて本当にうれしいですし、これからもたくさんの人にこのワクワクが届いたらいいなと思っています!」と笑顔で語る。
佐藤は「やっぱり映画の素晴らしいところって、ずっと残り続けることだと思っていて。将来いつか自分に孫が出来たら絶対に見せたい、毎年見せたい、何回も何回も見せたい、そんな作品になりました。自分が出演できたことがすごく誇らしくて嬉しいです。もっともっとたくさんの方に広めたいので、みなさんもぜひ周りの方にすすめていただけたら嬉しいなと思います!」と熱意たっぷりにコメント。
永野は「私自身この作品がとっても大好きで、出演できたことはきっとこれからの自分にとって自信になるなとあらためて思いました。みなさんも、ご自身のお体もそうですが、大切な人の体のことも大切にしてほしい、そして大切な人とも観ていただけたらなと思います。まだまだ公開されていますので、ぜひこれからもこの映画をたくさん愛してください!」と作品愛と共に映画をアピールした。
そしてイベントの最後には、ここまでともに駆け抜けてきたダブル主演の永野と佐藤が、互いに感謝とリスペクトを込めたメッセージを贈り合った。
佐藤は「『るろうに剣心』で初めて小学生の永野さんにお会いして、それから朝ドラ『半分、青い。』で共演して、その6年後に『はたらく細胞』でご一緒してもらいました。あなたを見て思うことは、女優さんには演技力ももちろん必要だけど、それ以外での存在の仕方、撮影現場や舞台挨拶やバラエティ番組での居方、あり方というのは、本当にお芝居をすることと同じぐらい大切なんだというのを、あなたを見ているとすごく思わされます。こんなに、存在しているだけで周りの方を喜ばせられる人ってやっぱりいないと思っていて、そこがあなたの本当に素晴らしい、とても魅力的なところだし、それを本作で間近で見させてもらって、僕はとても幸せでした。本当に、一番も幸せ者でした。小さい頃から知っているので、白血球と赤血球じゃないですけど、『立派になったな』と言いたいです」と、ダブル主演として撮影時も宣伝時もそばで永野を見てきた佐藤だからこその目線で、永野の魅力を熱弁した。
対する永野は「思ったよりしっかりしたコメントをもらっちゃった!」と照れながらも、「朝ドラで健さんとご一緒したときは、絶対的にいてくれなきゃいけない存在だったんです。『はたらく細胞』も、赤血球にとって白血球さんはいてくれなきゃ困っちゃう存在で。だから私からすると、健さんはいつもご一緒するときはいてくれなきゃいけない人なんです。撮影現場はもちろん、本作の宣伝で取材や番組に出させていただいているときも、健さんがいてくだされば大丈夫って私自身も思うんです。なので、これからも一緒にいてください」と笑顔で答え、会場から惜しみない拍手を贈られた。
映画「はたらく細胞」はメガヒット上映中。