ライバルたちの採点による「2024年ドライバー・トップ10」をF1公式サイトが発表! 成長を遂げた角田裕毅は圏外も「最も好調なシーズン」と言及

 2024年のF1世界選手権はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の4連覇という偉業達成で締められたが、彼が独走したここ数シーズンとは打って変わり、中盤戦からはマクラーレン、フェラーリ勢の追撃によって熾烈な争いが展開された。

【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け!

 これまでになく多くの主役が登場した今季、各国メディアは各ドライバーを様々な形で“査定”しているが、ではドライバー自身はライバルたちをどう評価しているのか。これをF1公式サイト『F1.com』が彼らへのアンケートによって明らかにしている。

 同サイトによれば、アンケートに参加したドライバーは、アレックス・アルボン、フェルナンド・アロンソ、ヴァルテリ・ボッタス、フランコ・コラピント、ピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルク、リアム・ローソン、シャルル・ルクレール、ケビン・マグヌッセン、ランド・ノリス、エステバン・オコン、オスカー・ピアストリ、ジョージ ラッセル、カルロス サインツ、ランス ストロール、角田裕毅、そしてジョウ・グァンユの17人である。
  彼らが、実際のポイントシステム同様に1位25点~10位1点で自身を含む今季出走した全ドライバーを順位付けし、そのポイントの合計によってランキングが完成。個々がどう採点したかは明らかにされていないが、同サイトによれば自身を1位に選定したドライバーはなしとのこと。そして、気になるトップ10は以下のように発表された。

1位:フェルスタッペン(レッドブル) ±0
2位:ノリス(マクラーレン) +2
3位:ルクレール(フェラーリ) +2
4位:ラッセル(メルセデス) 新規
5位:ピアストリ(マクラーレン) +3
6位:サインツ(フェラーリ) ±0
7位:ガスリー(アルピーヌ) +2
8位:ヒュルケンベルク(ハース) 新規
9位:アロンソ(アストンマーティン) -6
10位:ルイス・ハミルトン(メルセデス) -8
(右端は昨季からの順位の変動) ちなみに昨季のトップ10から漏れたのは、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ/昨季7位)と、不振から抜け出せないまま先日ついにレッドブルからの離脱が決定したセルジオ・ぺレス(昨季10位)の2人。一方、この企画では4年連続でトップとなったフェルスタッペンには、8人のドライバーから1位に選定され、その他の全てのドライバーの採点においても4位以内に入るなど、今回も圧倒的な支持を受けたようだ。

 2020年が首位で、以降は2位、3位、2位と上位につけていたハミルトンは、自己ワーストとなるドライバーランキング7位に終わった今季は大きく順位を落とすことになった。対して、F1での4年目のシーズンはチームメイトを打ち負かして30ポイントを獲得し、自己ベストのランキング12位を記録するなど目に見えて成長を遂げた角田(ビザ・キャッシュアップ・RB)は9人のライバルからポイント圏内での評価を受けており、「これまでで最も好調なシーズンを送るも、わずかにトップ10入りを逃した」と同サイトは綴っている。

 なお、ドライバーだけでなく、全10チームのチーム代表による同様の評価も実施されており、こちらでもフェルスタッペンが連続して頂点にその名を記され、明らかにされた獲得ポイントでは250点で2位のノリスに75点の大差。全体的に見ると、多少の順位の違いはあるものの、ランクインしたドライバーの顔ぶれは、こちらも変わらない。トップ10は以下の通り。
 1位:フェルスタッペン 250ポイント ±0
2位:ノリス 175ポイント +1
3位:ルクレール 121ポイント +1
4位:ピアストリ 113ポイント +3
5位:サインツ    110ポイント +1
6位:ラッセル    86ポイント +3
7位:ハミルトン 54ポイント -2
8位:ヒュルケンベルク    39ポイント 新規
9位:アロンソ    27ポイント -7
10位:ガスリー    21ポイント 新規
(右端は昨季からの順位の変動)

構成●THE DIGEST編集部

【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!

【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」

【動画】Q3進出をチームと喜ぶ角田裕毅の無線