地方アイドルグループに所属していた中3当時、ライブ中に撮られた奇跡の一枚によって、「千年に一人の逸材」と騒がれた橋本環奈も現在25歳。 あれよあれよという間に売れっ子街道を驀進していき、現在はNHK...
ジャニーズ問題での宣言はなんだったのか
酒豪としても有名(C)日刊ゲンダイ
NHKは10月16日、旧ジャニーズ事務所からタレントが移籍したSTARTO ENTERTAINMENTのタレントを起用していくという方針を発表。その4日後となる10月20日、NHKスペシャル『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』を放送し、ジャニー喜多川氏による少年たちへの大量性加害事件に切り込んでいました。
この番組の最後に、NHKは次のコメントを発表していたのです。
《この問題はこれで終わったとは考えていません。NHKも当時の認識や対応が十分ではなくメディアの責任を果たせなかったと自省しています。改めて性加害をはじめとする人権侵害は決して許さないという姿勢を取引先も含めて浸透させ新しい事実が出てきた場合の検証は報道・番組を通じて行い公共放送としての役割を果たしていきたいと考えています。》
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パワハラ疑惑は華麗にスルー!
なかったことにしている?(C)日刊ゲンダイ
そう、NHKはジャニー氏の問題に対して「メディアの責任を果たせなかったと自省」しており、そのうえで「人権侵害は決して許さない」という断固たる決意っぽいことも語っていながら、その直後に降って湧いた環奈様のパワハラ疑惑はスルーしているのです。
もちろん、「疑惑」なだけなので環奈様がパワハラをしていたという事実はなく潔白の可能性もありますが、問題なのはNHKが疑惑のまま放置しているということ。
メディアとして徹底的に取材し、環奈様を徹底的に追及し、そのうえで彼女の疑いが晴れたのであれば、朝ドラヒロインを最後まで演じてもらえばいいし、『紅白』の司会も務めてもらえばいい。
しかし残念ながら、NHKは取材も追及も放棄しているように見受けられます。
なぜなら、環奈様は11月17日放送のNHKのトーク番組『土曜にスターがやってくる!』に生出演していたのですが、そこで彼女がパワハラ疑惑を否定することもなければ、NHK側が追及することもしていなかったからです。
ジャニー氏の事件で公共放送として強く自省し、人権問題に改めてしっかり向き合っていくと宣言していたはずのNHKが、直後に起きた「朝ドラヒロイン&紅白司会者」の疑惑は完全スルーという矛盾…。