・食べてみた
注文したのは「太陽蛋牛肉一丁」で “太陽” は目玉焼きを意味しているらしい。要するに「目玉焼きと牛肉の出前一丁」といった感じだろうか? 価格は1人前38香港ドル(約745円)であった。
タッチパネルでの注文は日本と変わらず、モニターで番号を呼び出されるのも普段と同様。余談ではあるが、カウンターに備え付けの紅ショウガや各種ソース、ドレッシング等も日本と同じであった。
で、およそ5分ほどでやってきた「太陽蛋牛肉一丁」は、出前一丁に松屋の牛肉と目玉焼きがのったメニューであり、それ以上でもなければそれ以下でもない。ぶっちゃけ、自分でも余裕で作れそうだ。
お味の方も「出前一丁に松屋の牛肉と目玉焼きがのった味」としか言いようがなく、強いて言えば甘めのラーメンである。普通にウマいが香港でわざわざ1食分を潰してまで食べる価値があるかは個人の価値観による。
とはいえ「太陽蛋牛肉一丁」を注文するのは現地の方が多いだろう。日本から遠く離れた地で「松屋」と「出前一丁」が香港の人に受け入れられているという事実にアツい涙を禁じ得ない。多謝香港。
まあ、せっかくの香港旅行ならばわざわざオススメはしないものの、豆知識として「香港の松屋では出前一丁が食べられる」と覚えておくといいかもしれない。中には現地の食べ物がダメな人もいますから。あくまで豆知識として。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.