レトルトタイカレーで有名な『ヤマモリ』福袋を買ったら、数十年ぶりに幼馴染と再会した気分になった【福袋2025】

普段から馴染みのあるメーカーであっても、実は知らない一面を持っているということは多いだろう。

例えば『あずきバー』で有名な井村屋がホームメイドパイの店『アンナミラーズ』を運営していたり、『ミスタードーナツ』の運営元は環境衛生のフランチャイズ企業『ダスキン』であったり。

筆者にとってそれぐらいの衝撃的だったのが、超本格的なレトルトタイカレーを製造するメーカー『ヤマモリ』の福袋だ。

えぇっ、タイカレー以外にもこんな商品作ってたんかい~っ! っていうか、タイカレーよりもむしろ そっちの方がメインなんかい~~~っ!?!?

【写真】商品箱の背表紙(?)に料理名が書かれているので立てて収納するのに便利! 非常食としても優秀だ!

・レトルト食品の福袋

筆者にとってヤマモリとは、超本格タイ食品メーカーだ。

レトルトカレーだけにとどまらず合わせ調味料やソース、パックのジャスミンライスなど。ヤマモリが製造するタイ料理・調味料は、日本国内でタイ料理を楽しむには欠かせないアイテムだ。

そのためヤマモリの福袋を楽天で発見した時は「キターッ!」とばかりに即注文し、到着の日を指折り数えて待っていた。

ただ、ひとつだけ不思議なことがあった。

ヤマモリといえばタイ料理のハズなのに、福袋の中にはタイカレーとは別に見慣れない商品が同梱されているらしいのだ。

「コレは一体なんだ?」「っていうか、なんでこんな商品をヤマモリが作っているんだ??」疑問は尽きないが、細かいことは気にしないことにした。

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・レンジでやまもり福袋2025

自宅に届いたのは2つの段ボール箱。「あれ? 頼んだのは1セットなんだけどな」と思いながら開封してみると……

おぉっ、どちらともヤマモリ商品だった!

すべて取り出して並べてみると、こう!

・タイカレー レッド(2個)

・タイカレー マッサマン(2個)

・タイカレー グリーン(2個)

・タイカレー イエロー(2個)

・タイカレー プリック(2個)

・神田カレーグランプリ マジカレー お店の中辛 3袋入

・名古屋丼 名古屋あんかけ丼

・名古屋丼 台湾丼

・名古屋丼 鶏まぶし丼

・名古屋丼 どて丼

・名古屋丼 若鯱家カレー丼

全16アイテム7014円相当が入って税込5500円。すべて電子レンジだけで調理できることから『レンジでやまもり福袋』と名付けられた福袋である。並べるとその数に圧倒される、迫力があるなぁ~!!

この中で筆者がもっとも馴染みあるのが、こちらのグリーンカレーである。

初めてこの商品を食べたのは、忘れもしない2006年。当時 父の仕事の関係で某東南アジア国から日本へと引っ越したばかりだった筆者は、現地で食べたエスニック料理の味に飢えていた。

しかし残念ながら、引っ越し先が地方だったためタイ料理店なんてシャレた店はない。

──そんな中、ジャスコ(現イオン)のレトルトカレーコーナーに並ぶ ヤマモリのタイカレーに救われたのだ。ひと口食べた時に受けた「タイの味そのまま!」という衝撃は今も色あせない。

それもそのハズ。ヤマモリのタイカレーは、すべて現地の工場&指定農場で栽培されたフレッシュハーブを使用して製造されているのだ。

語ればまだまだあるのだが、長くなりそうだから割愛(かつあい)しよう。とにかくヤマモリのタイカレーはガチってことだけ知っておいてほしい。

さて、ここで冒頭に話していた見慣れない商品について触れていこう。それがコレ。

名古屋丼ってなんだ……?

なんでヤマモリが名古屋のご当地料理のレトルト食品なんて作ってるんだ? あと「あんかけ丼」なんて存在自体を初めて知ったぞ。

あんかけパスタじゃなくて丼? それって美味しいのか??

調べても開発のきっかけは掴めなかったのだが、なんとなく事情を察することはできた。

ヤマモリの本社は三重県桑名市にあり、名古屋とはすぐご近所。また直営のタイ料理レストラン『サイアムガーデン』が名古屋市内にあり、きっとなにかしらの繋がりがあるのだろう。

おまけに 今日まで知らなかったのだが、そもそもヤマモリは1889年に醤油・味噌など和調味料の製造からスタートした会社で、和食レトルト食品こそが元々の本流。タイカレーの方が後から追加された事業だったのである!

ふぅーん、面白いじゃん名古屋丼。気になるしさっそく食べてみようかな。

ついでだから、まだ食べたことがないタイカレー「プリック」も食べてみようかしら。