ゲーマー・ストリーマーが抱える「PC環境」「インフラ設備」の課題を解決したリノベーション賃貸物件「CREATORZ WORLDゲーミングハウス」が2025年春より入居開始。こちらはストリーマー等の動画配信者のマネジメントやeSports選手の育成などを務めるTFOA株式会社と、マンションやハイツ等の空室対策に効果的なマンション向け高速インターネットを提供する株式会社ブロードエンタープライズとの業務提携により実現したもので、東京含む関東エリアを起点に、段階的に全国へ展開する予定だ。

インフラ設備を家賃に吸収、さらにPC等のメンテナンスサポートもあるという、業界的にも初の試みである「CREATORZ WORLDゲーミングハウス」。12月23日(月)には、この新事業に関する記者発表会が行われたので、その様子をレポートしていく。

ゲーマー・ストリーマーへのインフラ環境&仕事の提供が急務

賃貸物件「CREATORZ WORLDゲーミングハウス」新事業記者発表会では、TFOAの代表取締役・島津秀和氏、ブロードエンタープライズの常務取締役・畑江一生氏、ゲームキャスター・OooDa氏、一般社団法人相模原eスポーツ協会の理事長・山口秀雄氏の4人が登壇。

まずは島津氏から「CREATORZ WORLD ゲーミングハウス」についての概要が説明された。PCゲームユーザーやコンテンツが増加の一途を辿る昨今。今や人気職業のひとつとなっているストリーマーの海外・国内での支援・待遇面での差を挙げ、その体制についての課題について語られた。

また、自主アンケート調査から国内ゲームユーザーが「現在のプレイ環境で物足りないと感じている点」が、5割がPCスペック・回線速度、3割が音質・防音に不満があることを説明。「そのような不満を解消するインフラが予め整った賃貸物件があれば住みたいか」という質問に対しては、なんと9割のゲーマーが「住みたい」という回答だった。

さらに、海外と国内とのギャップを埋める重要な要素として、「職業として成立する収入環境を整える」ことも必要だと山口氏は語る。これを受けて、ゲーマー・ストリーマーのための「インフラ環境」「仕事」の提供、2つがセットで提供できる環境が大事であると説明した。

そしてこれらを実現するために始まったのが「CREATORZ WORLDゲーミングハウス」というわけだ。

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空き家問題を解決する新たな手段として

「CREATORZ WORLDゲーミングハウス」は、不動産オーナーにとっても注目すべき存在だ。現在、日本は人口の減少と地方都市の過疎化により、空き家数は年々増加。親族から空き家を相続してもうまく管理や活用できず、結果放置されることも少なくない。

そんな社会的課題である「空き家対策」のひとつとして、現在ブロードエンタープライズでは金融機関の審査なしに独自のファイナンススキームで様々な設備や投資にかかる初期費用を0円にする「BRO-ZERO」を提供。TFOAはそんなブロードエンタープライズとタッグを組み、不動産オーナーの負担を軽減することでリノベーション件数を増やすことを目標とした。

不動産オーナーにとって、同様の問題を抱えているオーナーとの競合も発生する。同質化を避け、今回のゲーミングハウスのような差別化戦略を打ち出した部屋にすることで、ターゲットこそ限定的になるが高い需要があり、家賃を上げることも可能となる。そもそも通信環境、PC含めた設備が整っている環境であれば、ゲーマー・ストリーマーの方々にとって、住む県、町はそこまで重要ではないことも大きく、地方でも同様の展開できるのが魅力だ。