【クッキンガー】約20年前コミックボンボンで読んだ『はんぺんチョコケーキ』を作ってみたら驚きの結果になった

・うん!?

マンガの主人公と同じく友人達に振舞ってみることにした。

なお、原作同様「スポンジが調達できなかったから、とある食材で代用した」と伝えてある。

切り分けてみると、断面は綺麗でイイ感じ! 記憶のなかの はんぺんチョコレートケーキ にかなり近い!

オリジナルの生クリームversionも美味しそう。これは飛び跳ねて喜んでくれるはず。

いよいよ、20年越しの実食の瞬間がきた。みんなで同時に食べてみたところ、

……

……

……

(一同顔を見合わせ)うん!?

(再度見合わせ)……うん。

えっと、食べれなくはない。

けど美味しくはない! なんというか「ガリガリ君 ナポリタン味」とか「一平ちゃん ショートケーキ味」とか……ヤツらと同じ流派を感じる。

ただ、通常のケーキでは楽しめないフワフワなめらかな食感や、軽い食べ応えなどイイ部分もある。けれども、徐々に姿をあらわす「 海産物 」特有の風味がキツイ。

なんか惜しいんだよなぁ~。ちょっと改良すればモノ凄く美味しくなる気もする。

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・て、ことで再度検証

メーカーや種類が変われば、味わいに変化があるかもしれない。というワケで近所のスーパーに売っていた 3種類のはんぺん を使用して再度検証をしてみる。

チョコレートversionのほうが比較的 美味しかったのでそちらを調理していく。

それから、味のネックになってしまう『海産物』特有の風味を和らげるためにすべてを1度茹でてから調理をしてみる。

熱湯で茹でることにより塩抜きをすることもできるのだとか。

茹でた はんぺん をよく冷やしたら下準備は完了。あとの調理手順は前回と同じだ。

まずはノーマルな茹ではんぺんを使用したチョコレートケーキからいただく。

お。だいぶ美味い。塩味が減ったことによって食べやすくなっている。が……! やはり後半がキツイ。個人的にまだオススメできる味ではない。

お次は、淡雪はんぺん。その名のとおり淡雪のような口溶けが特徴なのだとか。

おぉ! 遠くのほうに「 海 」は感じるが……ちゃんと食える。すごく美味いってワケではないが舌触りや食べ心地は新感覚でマジ最高だ。面白い食べ物としてこれはアリかも。

なんとなくだが、ようやく『LaLaLa クッキンガー』の作者が我々に伝えたかったことが理解できたかもしれない。

さぁ最後は、博打のつもりで買ったチーズサンドはんぺん。これは正直……ネタ枠。

だったのだが……ビックリ。

まさかのコイツが一番美味しかった!

茹でる工程 & チーズが加わることによって、海産物の風味がほぼ消えている。チーズの塩味もチョコレートにマッチングしていてイイ感じ。

飛び跳ねるくらい美味い! ってワケではないけれど、今まで味わったことのないような『未体験なケーキ』が味わえると考えたら1度試してみる価値はあるのかもしれない。