“スプーン曲げ”で一世を風靡した自称超能力者のユリ・ゲラー(78歳)は、宇宙人がイエス・キリストに奇跡を起こす力を与えたと考えているという。イリュージョニストとして有名なゲラーは、宇宙の中で人類は孤独ではないと確信しているそうだ。

ゲラーは英紙デイリー・メールにこう語る。

「6歳の頃、私は大好きなおもちゃだったラグボールを持って一人きりで外でよく遊んでいたんだ。肌身離さず寝る時もそれを握っていた。ある日ボールが手すりの間を転がり、人けのない庭に入り込んだから、私はその庭を通り抜けようとした」
「その庭での出来事が私の人生を変えた。人類は宇宙で孤独ではなく、地球外生命体が私たちを見ていることを教えてくれたんだ」
「その証拠を私は物理的に証明できさえする。70年以上持っているんだ。それが私の超常的な能力の源であり、心で金属を曲げる力もそれに含まれる」
「さらに驚くべきことに、イエスもまた奇跡を起こすというユニークな力を宇宙人から授かったのではないかという仮説を私は立てている」

わずか6歳の時に決定的に人生が変わった出来事についてゲラーはこう明かす。

「私の目の前で光が浮かんでいた。最初はビームが自分に伸びてきたのかと思ったが、その光が私の額に強烈な衝撃として当たり地面に投げ出されることとなった。声は覚えていない。まるで誰か、何かが私と交信しているようだった。意識を失い、気が付くと辺りは真っ暗だった」
「母親は私が戻ってきたことに本当に安堵していた。私の話にはあまり関心を示さなかったよ。けどその日を境に不思議なことが起こり始める」

この体験を通して、聖書に書かれたキリストの奇跡的な力が、神からの贈り物なのか宇宙人からのそれなのか疑問を持ち始めたというゲラーはこう続けた。

「イエスは自分の奇跡的な力の源を疑ったことはない。彼はそれを神からの贈り物としていた。しかし私はそれが違う事を常にわかっていた」
「イエスと自分を比べているわけじゃない。しかし私の力は地球外生命体からの贈り物だと信じている。キリストの力もそうだったかもしれない」