「『走っていない』『戦っていない』と言うが…」超絶不調マンC、指揮官ペップが“物言い”。開幕5戦10発→直近6戦1発のエースも語る

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が現地時間12月24日、26日に開催されるプレミアリーグ第18節のエバートン戦に向けた会見に出席。得点率が低下しているアーリング・ハーランドに言及した。クラブ公式サイトが発言を伝えている。

 シティに加入以来、2年連続でプレミアリーグ得点王に輝いている24歳のノルウェー代表FWは今季、2節と3節でハットトリックを達成するなど、ロケットスタートを切り、なんと開幕5戦で二桁得点を達成した。

 しかし、以降はチームが絶不調に陥るなか、著しく得点率が低下。リーグ戦ここ6試合で1ゴールに留まっている。

 頼みの綱であり、期待値が桁違いに高い分、批判的な声が集まるなか、グアルディオラ監督はエースの不発はチーム全体に責任があると主張。「ハーランドの改善が必要だ」という意見に反論し、「1人の選手ではなく、我々自身の問題だ。アーリングがあれほど活躍し、私たちを助けてくれたのはチームの成果だった」と熱っぽく語った。

「後ろや真ん中に問題があれば、それはチームの問題だ。1人の選手ではない。ただ1人の選手であれば、理由は簡単に分かる。アーリングは我々にとって非常に重要だし、これからも重要な存在になるだろう。彼をもっと上手く使う必要がある」
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 リーグ4連覇中の王者は、直近の公式戦12試合で9敗。わずか1勝しか挙げられていないが、就任9年目のスペイン人指揮官は、全力を尽くしている点も強調した。

「この状況は我々全員にとって新しいものだ。選手たちはこれまで以上に走り、努力している。人々は『走っていない』『戦っていない』『この選手のせいだ』『この監督のせいだ』と言う。そういうことではない。私たちが以前ほど良くはないのは、多くの小さなディテール、あるいは大きなディテールが原因なんだ。でも、ボクシングデーにはまたチャンスがある。戻ってくる選手もいるし、ある時期にはもっと良くなっているだろう」

 クリスマス翌日の12月26日を指すボクシングデーに、7位まで落ちたシティは本拠地で15位のエバートンを下せるか。チーム一丸でハーランドのゴールも生み出せれば、より勢いはつきそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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