ご当地インスタントラーメン食べ比べ! 第19回は“兵庫編”

●ハイカラなだけではない実力派カレーラーメン



 最後はこちら「カレーラーメン」。このエリアでカレーラーメンが生まれたなどの逸話は特にないようで、神戸といえばハイカラな街、ハイカラなラーメンといえばカレー味、ということで作られたと推測する(間違えていたらごめんなさい)。

森口製粉製麺

「神戸カレーラーメン」

 麺は「独自製法二段乾燥手曲げ麺」なる重厚なネーミングのもので、円状になっているところもハイカラだ。出来上がったラーメンからは、なんともスパイシーな香りが立ち込めている。

細麺とカレー味という珍しい組み合わせにワクワク

 ズズズーとスープを飲んでみると、「うほー!」。カレーのいい香りが鼻を抜けていく。それもスパイスの奥行きをしっかりと感じる、なかなか本格的な味わい。まるで北海道でスープカレーをいただいているような気分になる。

これが「独自製法二段乾燥手曲げ麺」。

名前負けしていないことを願う

 次は中細のストレート麺をツルルっといただくと、「ふむふむ」。麺一本一本のコシが強く、口の中でぱらりとほどける感覚がナイス。麺と麺の隙間にたっぷりとカレースープが含まれるのも、計算された頭脳プレイを感じる。それほど辛くはないが、深みあるスパイスのおかげでじわっと汗が出てくる。カレー味のラーメンは珍しくないが、これほど本格な味わいのスパイスを感じるラーメンは珍しい。

総評

ご当地感 ★★★☆☆

汁の個性 ★★★★★

麺の個性 ★★★★★

お土産度 ★★★☆☆

合計 16ポイント

 美味いし珍しくもあるが、やはり「ご当地感」の弱さが足を引っ張ってしまった。スープカレーが有名な北海道の商品ならかなりの高得点になっただろう。自分へのお土産としては最適。

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●個性的なラーメンが集まった



 さて、いつも以上に個性的なラーメンが集まった兵庫編。次回は以前行った激辛王の防衛戦を開催する予定。お楽しみに。(エフェクト・山葉のぶゆき)