いざ、撮影に投入!
撮影は11月中旬、5日間かけて台北市内および台北から自動車で1時間ほどのところにある「十份」という古都で行いました。すぐ近くにある「九份」が有名ですが、こちらもとても魅力的な場所でした。
スタッフは監督以下カメラマン、アシスタント1名、録音技師。あとは日本手話、台湾手話と中国語の通訳、プロデューサーに出演者ととにかくミニマムな構成。移動もタクシーが基本となるため、キャリーケースにレンズ一式、バッテリーを詰め込み、撮影前後のみカメラバッグに本体をしまうというスタイル。そこに若干ですが、照明も加わります。
撮影手法として、今回監督からは手持ちをメインにしたいとの要望がありました。イージーリグ等のサポートや追加のハンドルは使用せずにカメラ直持ちスタイルで通すことにしました。フォーカスはスチルレンズのフォーカスリングを直接手で回して、フォローフォーカス等は無し。使い慣れたレンズならかえってこの方が精度が上がります。
無理なリグ組みをしなかったことで重量バランスも大きく変化しない状態では、非常に軽量でバランスの良い持ちやすいカメラだと思いました。
メディアは128GBのSDXCが5枚。1枚で30分収録可能で、1日の収録を2時間前後と考えて枚数を決定しましたが、ほとんどの日で4枚消費、1日だけ5枚使ったので妥当なメディア量でした。
バッテリーはBP-A60が4本と予備にBP-A30Nが1本。それとモニターのMarsM1用にSONYのNP-F970を4本。これで1日撮影持たせることができました。
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撮影レビュー
良かったことは、なんといってもボディのコンパクトさです。車載撮影時にはマットボックスとトップハンドル、モニターを外した最軽量状態で撮影もしましたが、それでも問題なく撮影を進めることができました。
また夜市での撮影も行いましたが、コンパクトなボディのおかげで全く目立たずに撮影することができました。特に軽量ボディの恩恵は大きく、丸1日撮影してもほとんど体の負担なく撮影を進められたことには大いに助けられました。