シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が22日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)に出演。高校時代からダイビングキャッチをしてこなかった理由について語る一幕があった。
■イチローの今
番組史上初となる2夜連続放送の後半部分である本放送は、共に球界のレジェンドである松井秀喜氏との対談を軸に、イチロー氏の野球観を掘り下げる内容。
2人は長年ファンの間で囁かれていた「不仲説」について言及したほか、データに重きを負いた今のメジャーリーグについて語り合い、盛り上がった。
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■チームに松井氏が参加
放送ではその後、イチロー氏が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と、高校野球女子選抜チームとのエキシビションマッチに密着。
この試合は2021年から毎年1回ペースで開催されており、チームにはボストン・レッドソックスなどで活躍した松坂大輔氏が所属しているほか、今回はイチロー氏の声掛けにより松井氏の参加が実現した。
試合は松井氏が守備で肉離れを起こすなどの波乱もあったが、打席では執念のホームランを放ち、大きな盛り上がりで幕を閉じた。
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■汚さないのが「プライド」
チームの練習にクローズアップしたシーンでは、ダイビングキャッチで泥まみれになるイチロー氏の姿が映る。
昔からユニフォームが汚れるプレーを避けてきたことを明かし、「高校時代はこれが嫌で僕はダイビング(キャッチ)とかしなかった」と語るイチロー氏。
「真っ白のユニフォームを汚さないってことが僕のプライドだったんで」と当時の考え方を吐露し、「51(歳)でこんなことになるなんて考えられないよ。ハハハ」と、大きな声で笑う姿は、どこまでも野球少年そのものだった。
(文/Sirabee 編集部・びやじま)