シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が22日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)に出演。高校球児への指導の中で、現役時代から自分に課しているというルーティンを披露した。

■引退後のイチローを追う

番組史上初となる2夜連続放送の後半部分である本放送は、共に球界のレジェンドである松井秀喜氏との対談を軸に、イチロー氏の野球観を掘り下げる内容。

2人は長年ファンの間で囁かれていた「不仲説」に言及したほか、近年米メジャーリーグが陥っているという「データ至上主義」について議論を交わしていた。

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■その日一番のHR

近年、高校生への指導に注力しているイチロー氏。放送では彼の母校・愛知工業大学名電高校の野球部指導にクローズアップした。

3時間におよぶレクチャーの最後、イチロー氏は部員全員の前でバッティングを披露。その日一番のホームランを打ってから練習を終えることが、現役時代から自分に課しているルールなのだという。

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■思わずガッツポーズ

イチロー氏のバッティングへのこだわりは、「自分が体格に恵まれなかったからこそ、誰よりも考えてプレーする」という信念を証明するためでもある。

何度も長打を放ち、時折部員たちに「いってる?」と確認しながら「一発入れないと終われないのよ、そういうルール決めちゃっているから」と、納得のいく手ごたえを待った。

そしてその日一番の会心のホームランを放つと、思わず「よっしゃ!」とガッツポーズ。母校の後輩たちから万雷の拍手で祝福を受けていた。

(文/Sirabee 編集部・びやじま