24日放送の『マツコの知らない世界』(TBS系)では、近年SNS上でも人気の大型犬「サモエドの世界」を特集。

年々人気が高まるなか、一緒に暮らすのは決して容易ではないことを丁寧に伝えた放送内容が反響を呼んでいます。

■真っ白モフモフでかわいい! その一方で…

番組には、14年前からサモエドを飼い始め、日本最大級のサモエドのオフ会を主催する桐山俊克さん、圭子さん夫婦が出演。

サモエドはSNS上で「モフモフでかわいい!」と話題になり、日本での新規登録頭数はここ5年で約2倍になるほど大人気に。

その一方で、桐山さん夫婦は「SNSでも“かわいい”が溢れているんですけど…」「私たちが飼い始めた頃は、サモエドの保護犬はほとんど見たことがなかったんですけど、最近サモエドが保護犬で出てくるようになって、ショックでした」とも語りました。

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■とても暑さに弱く、冬でも暖房つけない

こうした実態を受けて、桐山さん夫婦は「メディアでは語られない、サモエドと暮らす大変さ」として、まずロシア原産のサモエドは暑さにとても弱い点を挙げます。

2頭のサモエドと暮らす桐山さん宅では「基本的に冬でも暖房は使わない」そうで、桐山さんたちは部屋のなかで防寒具を着込んで過ごしているほど。夏はエアコンを16℃に設定して肌寒いくらいの室温を保たなくてはならず、タレントのマツコ・デラックスさんも「この時点でほとんどの人は飼わないって! マジで!?」と驚愕。

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■早朝から計10キロの散歩、家中毛だらけ

さらに、日が昇ると気温が上がるため、毎日早朝5時~6時には散歩へ出発し、運動不足を防ぐために夕方の散歩では約2時間しっかりと運動させ、1日に計10キロ歩くこともあるそう。

散歩後のブラッシングも必須で、最も毛が抜ける時期は床一面が真っ白になり、「全部のごはんに毛が入ります。全ての飲み物に毛が入ります」と桐山さん。

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■階段やソファを破壊、食費は月5万以上

また、使役犬としてソリを引くこともあったサモエドのパワーはすさまじく、桐山さん夫婦によると、家のソファや壁はボロボロ、階段の一部を破壊された…なんて人もいるそう。

食事も、食べる量が多いうえドッグフードではなく毎日生肉を与える家も多いそうで、桐山さん宅では一頭あたりの食費は月5万円以上かかっているといいます。

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■“かわいい”で溢れるSNS「簡単に飼う輩が出てくる」

スタジオに登場したサモエドと戯れつつも、桐山さん夫婦の話を聞いたマツコさんが「(SNSで“かわいい”が溢れると)危険なのよ。簡単に飼う輩が出てくる」「大変じゃないペットはいないですよね」と話した場面も。

メディアであまり触れられなかった部分を丁寧に取り上げた内容には、「サモエドを飼う大変さにも触れていてくださって良い紹介の仕方をしてくださった マツコの知らない世界 のスタッフさまには感謝」「テーマの半分が飼うの本当に本当に本当に大変!ってところがいいね。可愛い~ってだけで無責任に飼う人増えて欲しくない」と反響を呼んでいます。

『マツコの知らない世界』はTVerで見逃し配信中

(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい