映像伝送・配信編部門発表。機能充実のオールインワンビデオスイッチャーに注目 Vol.06 [PRONEWS AWARD 2024]

Matrox「Vion」


「Vion」は、ライブプロダクションに最適な4K IP-to-IPビデオゲートウェイであり、複数チャンネルのエンコード、デコード、トランスコードに対応している。H.264/HEVC、ST 2110-22、IPMX、JPEG-XS、NDIなど、多様なIPビデオフォーマットを低遅延で相互変換することが可能。また、ST 2110-22、SRT、RTSP、RTP、MPEG-2 TSなど、幅広いプロトコルに対応しており、NDIをSRTに変換・転送するなど、柔軟なルーティングワークフローを実現する。クラウド接続による次世代ワークフローにも活用できる。

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ソニー「BRC-AM7」

発売日:2024年11月28日

希望小売価格:オープン。市場推定価格は税込1,540,000円前後


AIによる高精度な自動撮影の世界を切り開いたソニーから、「撮ってくれるカメラ」のフラッグシップモデルが登場した。1.0型4K対応積層型CMOSイメージセンサーExmor RSと画像処理エンジンBIONZ XRの組み合わせにより、4K60pの高解像度かつ低ノイズでの撮影を実現している。独自の電子式可変NDフィルターを搭載し、進化した「PTZオートフレーミング」機能を搭載する。TC端子とXLR端子も備えており、文句なしに、フラッグシップのPTZカメラと言える。

ZOOM「LiveTrak L6」

発売日:2024年9月下旬

希望小売価格:オープン 同社公式オンラインストアの価格は税込36,900円


32bitフロートに対応した10チャンネルのミキサー&レコーダーは、そのコンパクトさと軽量さが魅力である。デスク上のスペースを有効活用できる点は、非常にありがたい。また、端子とツマミが上面に配置されているため、操作性も高いと言える。10入力/4出力に対応し、MIDI IN/OUT端子、microSDHC/microSDXCカードによる記録、パラレコーディング機能などを搭載しており、税込36,900円という価格は、非常に魅力的である。

以下が映像伝送・配信部門のノミネート製品となる。

■PRONEWS AWARD 2024 映像伝送・配信部門 ファイナリスト

  • ローランド「V-80HD」
  • RODE「RODECaster Video」
  • Blackmagic Design「ATEM Micro Panel」
  • エーディーテクノ「Dante AV Ultraエンコーダ/デコーダ」
  • Magewell「Modator 2U」
  • Matrox「Vion」
  • ソニー「BRC-AM7」
  • ZOOM「LiveTrak L6」

はたして何が受賞するのか…?いよいよ発表!

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PRONEWS AWARD 2024 映像伝送・配信部門 ゴールド賞

ローランド「VR-80HD」


ゴールド賞はV-80HDに贈られた。V-160HDと比較すると映像入力数は減少しているが、搭載機能は大幅に拡充されている。特に「アサイナブル・パッド」の搭載により、頻繁に使用する機能への迅速なアクセスが可能となり、操作性が飛躍的に向上している。このパッドはV-80HDで大型化され、多様な機能を割り当てられる仕様となっている。

さらに、高品質な28チャンネルのデジタル・オーディオ・ミキサーや、最大5レイヤーの映像合成機能を備えており、本機1台で多くの作業を完結できる点が魅力である。長期にわたる使用でも信頼できる相棒として活躍する機材である。

PRONEWS AWARD 2024 映像伝送・配信部門 シルバー賞

ソニー「BRC-AM7」


ソニーが今年発売した注目のカメラの1台である。特にAIオートフレーミング機能は、人間が撮影しているかのような自然な映像を実現し、撮影の可能性を広げている。長時間撮影を含むさまざまな撮影シーンで、有力な選択肢となる。さらに、S-Log3やS-Cinetoneといったプロフェッショナルな映像表現に対応しており、他のソニー製カメラで撮影された映像とのシームレスな編集が可能である。このカメラは、多様な撮影現場で幅広く活用されることが期待される。