オールザッツ優勝ネタ「カスカップル」が芸人人生の節目に!
──でもその数年後、2018年のオールザッツで優勝をもぎとった「南大阪のカスカップル」ネタは、見取り図がもうひとハネするキッカケになったんじゃないですか?
盛山 そうですね。漫才以外で何か評価されるってのがなかったので、節目じゃないですけど、カスカップルでいろいろ変わりましたね。『千鳥のクセスゴ!』に出たり、アーバンリサーチのイメージキャラクターとか、宝くじのウェブCMもやらせてもらったりして……。オールザッツで優勝すると、こういうことがあるんでね。
リリー 東京の業界人や芸人もけっこう見てます。
盛山 業界の人もけっこう見てくださってるんで、若手のネタバトルとはいえ、僕らもジャッジされてる感じ。この大人数をどうすんねん、ていう。
──じゃあMCとしても、またもうひとハネできるチャンスかもしれないですね。東京の話になりましたが、東京のテレビと大阪のテレビの違いはありますか?
リリー 出演者が違いますね。こっち(大阪)は芸人しかいないじゃないですか。
盛山 大阪で会えるマックスの芸能人は誰やったっけ?
リリー 辛坊治郎さんです。
盛山 そんなことないやろ!
リリー 芸人だけやったら、変な空気でも楽しんでくれるとこあるじゃないですか。でも、たとえば僕らがMCで、ほかの出演者が女優さんとかアーティストさんとかだけやったら、ほんまに変な空気になったときに終わるんで。それ以上ないんで。なので、チューニングを変えていかないと。
出典: FANY マガジン
──では最後に、これからの見取り図の目標や夢は?
リリー 僕は、正月休みが取れる芸人になりたい。正月にハワイ! いまは吉本の社員に言っても、「お前らが何言ってんねん」ってなるじゃないですか。それを言っても当たり前になれるランクにはいきたいですね。
盛山 僕は吉本内での序列を上げたい。上から数えたときに……いまは何百位ぐらいやろ。ベスト50に入りたいですね。吉本興業に必要とされるベスト50の所属タレントに!
出典: FANY マガジン
「大ひな壇」や「チューニング」など、僕がふだん使わない言葉も飛び出すインタビューで、見取り図はテレビの世界で揉まれているんだなぁと思わされました(僕が仕事をしていないだけ?)。
そんな見取り図がMCのオールザッツ漫才2024。 盛り上がることは間違いないでしょう! 僕は“大ひな壇”から見守ります!