アプリリアはMotoGPの2025年シーズンにラインアップを全面的に刷新する。ファクトリーチームはそんな新シーズンに向けて、ライダーに対してオープンマインドの姿勢を保っていくことが大事だと考えている。
新たにアプリリアへ加わるのは、2024年に初MotoGP王者となったホルヘ・マルティンと、マルコ・ベッツェッキ。共にドゥカティ陣営からの加入となった。
かたやチャンピオンで、ベッツェッキもグランプリで3勝を記録しているという、強力なライダーラインアップを揃えたアプリリア。彼らはの任務はこのふたりのライダーの才能を活かすことだろう。
2025年に向けて用意されているアプリリアのマシンRS-GPは、マルティンによると「ここ数年で最大の飛躍を果たしている」という。ただマシンの戦闘力を上げるだけではなく、アプリリアは“オープンマインド”な姿勢を保っていくことが必要だと考えている。
チーム代表のパオロ・ボロナはMotoGP.comに対して、2025年シーズンが簡単な年になるとは考えておらず、全てが適切に機能するためにはライダーに対して「オープンマインド」を保つ必要があると語った。
「我々にとってはとても難しい年になってくるだろう。なぜなら我々にはふたりの若く、そして非常に才能あふれるライダーがいるからだ。それは間違いない」
「チーム全体が熱意に溢れている。我々は彼らの要望がどういったものなのかを理解するために、しっかりと現実的である必要があるんだ」
「彼らがグリッド上のベストバイクから移ってくることを鑑みても、(チームは)オープンマインドであることが求められる。そのパフォーマンス出すために改善していく必要があるんだ」
そしてボノラ代表はここまでアプリリアを支えてきたアレイシ・エスパルガロと、マーベリック・ビニャーレスの貢献に感謝の言葉も贈った。
「アレイシが我々の歴史の一部となっていることを誇りに思う。彼は2017年にチームに加わり、そして彼とともに我々は多くの素晴らしい表彰台と勝利を達成してきた」
「彼らの助けを借りて、我々はバイクを一歩一歩改善してきた。アレックスとマーベリックのことは、これからも我々の心に残る。我々は彼らと少なくとも1回はレースで勝つことを目標にしていたが、それは達成できた。彼らふたりに感謝したい」