今オフ、シカゴ・カブスからトレードにより、コディ・ベリンジャーがニューヨーク・ヤンキースへ移籍した。2019年のロサンゼルス・ドジャース在籍時には、47本塁打をマークした強打やゴールドグラブ賞に輝いた守備力を評価され、ナ・リーグMVPに輝いた実績を持っており、ヤンキース入り直後から、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンとともに“MVPトリオ”として話題を集めている。
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攻守での高いスキルを擁するベリンジャーのヤンキース入りについて、米メディア『CLUTCHPOINTS』が早くも来季の活躍を占っている。現地時間12月24日には、「ヤンキース・ベリンジャーの早すぎる予想」と銘打った特集記事を配信。同メディアは、「コディ・ベリンジャーがブロンクスにやってきた今、彼にはMVP受賞時の活躍を再び見せるチャンスがある」などと見通している。
また新天地においての打撃、守備、両方でのプレーについて論じており、バッティングに関しては、「2019年に記録した本塁打数は47本。それを再び期待するのは現実的ではないが、2023年の26本を上回る可能性は十分にある」と主張。「左打者有利」と言われるヤンキースタジアムを本拠地とすることで、「ベリンジャーのホームランの割合は引っ張る打球が約半分、残りのほとんどがセンター方向だ。この点で球場の特徴を活かせるだろう」と分析している。
さらに守備面では、「ベリンジャーをトレードで獲得したことによるヤンキース側のメリットのひとつは、チームに多様性をもたらすことだ」と説いており、センターのポジションに就くと予想。その上で、「アーロン・ジャッジは2024年のシーズンほとんどをセンターで過ごしたが、ベリンジャーと有望株のジェイソン・ドミンゲスが加入したことで、彼は右翼に戻ることができる」と新戦力加入による“恩恵”を強調した。
また、守備面では他に内野手としてのプレーにも言及。「ベリンジャーは一塁も守ることができる。新加入のポール・ゴールドシュミットに何かが起きた場合には、一塁を守る選択肢としても期待されている」とも綴っている。
同メディアは、チーム内に故障者が出た場合でも、「ベリンジャーの多様性が生きる場面が出てくるだろう」として、ユーティリティーなスキルに高い期待を寄せる。来季こそポストシーズンを勝ち抜くため、ヤンキースはベリンジャーをはじめ堅実なプレーヤーを獲得するという、抜け目のない補強を進めている。
構成●THE DIGEST編集部
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