日本映画が強かった…!映画ライターが選ぶ2024年に映画のベスト5を発表 / 1位は綾野剛のアノ作品でした

映画ライターの斎藤香が2024年にPouchで紹介した映画の中からベスト5をピックアップ! 完全に私の好みで選びましたが、今年はハリウッド作品よりも日本映画が強かったなあ……。

というわけで、では5位から順に結果発表〜!

【2024年ベストムービー5作品はコレだ!】

5位『言えない秘密』

台湾映画『言えない秘密』のリメイク。音楽大学に通う主人公・湊人(京本大我さん)が、古い教室で出会った雪乃(古川琴音さん)と恋に落ちるけれど、彼女は突然、姿を消してしまう。タイムスリップ映画なのですが、全てが明らかになる後半の展開が感動的で、ラブストーリーが苦手な私も涙涙……。男女の心情に寄り添った丁寧な演出、京本さんと古川さんも好演。台湾のオリジナルと見比べるのも楽しいと思います。(監督:河合勇人)

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京本大我単独初主演作『言えない秘密』にボロ泣き!古川琴音との連弾シーンにドキドキが止まりませんっ

4位『オッペンハイマー』

第96回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞ほか7部門を受賞したクリストファー・ノーラン監督作。「原爆の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーはどのように核開発に関わり、日本に原爆を落とすに至ったのか。彼が原爆開発に成功した後、苦しみ抜いたこともじっくり描いています。本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィ一さんの一世一代の名演も見応えあり! (監督:クリストファー・ノーラン)

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アカデミー賞授賞作『オッペンハイマー』鑑賞前に頭に入れておきたい5つのポイント / 何度も見て理解を深めたい映画です

3位『キングダム 大将軍の帰還』

『キングダム』シリーズの第4作目。「天下の大将軍になる」と目標を掲げて邁進してきた信(山﨑賢人)と趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん/吉川晃司さん)の戦いを描く。常に信を見守ってきた王騎(大沢たかおさん)の過去、そして憎きほう煖とのバトルはこの映画のハイライト。“大将軍の帰還”の意味が明らかになるラストに心が震えました!(監督:佐藤信介)

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大沢たかおだかこそ演じられた王騎!映画『キングダム 大将軍の帰還』の壮絶なバトルシーンに興奮&信との師弟関係に号泣

2位『フォールガイ』

ライアン・ゴズリング主演のアクションコメディが2位!大怪我で一線を退いていたスタントマンのコルト(ライアン・ゴズリングさん)の復帰作はなんと元カノ(エミリー・ブラントさん)の監督作。何度もNGを出されてネチネチいじめられるコルトに爆笑。映画撮影の裏側を描きながら、スタントマンへの敬意も忘れない演出が素晴らしい。アクション、ラブ、コメディ3つの要素が見事に交わった傑作!(監督:デビッド・リーチ)

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ライアン・ゴズリング主演映画『フォールガイ』のユーモアのセンスが最高!元カノを演じるエミリー・ブラントにも注目です

1位『カラオケ行こ!』

和山やまの同名コミックの実写映画化。歌唱力を上げたいヤクザの狂児(綾野剛さん)が合唱部の中学生・聡実(齋藤潤くん)に歌を教えてもらううちに友情が芽生えていくという物語。X JAPANの「紅」がこの映画のキーになっているのですが、この歌が泣かせてくれるんですよ〜。ユニークなヤクザを演じる綾野剛とフレッシュな齋藤くんの相性が最高。何度でも見たくなる愛すべき傑作、大好き、堂々の1位です!(監督:山下敦弘)

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X JAPANの「紅」で泣くなんて…!最高にキュートな綾野剛が見たいなら映画『カラオケ行こ!』は必見です!

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【皆さんのベスト5は?】

いかがでしたか。ちなみに、上記以外に以下の作品もおすすめです!

▪️上白石萌音と松村北斗が魅力的『夜明けのすべて

▪️藤井道人監督と横浜流星の最高タッグ『正体

▪️『カメ止め!』の上田監督のコンゲーム映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師

▪️謎の死を遂げた男の奥さんが怖すぎる『落下の解剖学

▪️アウシュビッツ収容所の隣に住む家族の狂気『関心領域

▪️ティム・バートン監督の遊び心が最高『ビートルジュース ビートルジュース

▪️静かな不穏さが心に響く『悪は存在しない

皆さんの2024年のベスト5はどんな映画でしたか? もしよかったらコメントやXで教えてくださいっ。

来年もたくさん映画レビューをしますので、ぜひチェックしてくださいね。

執筆:斎藤香(C)Pouch